広報文化

概要

 

 

 

  



 日本とパラオは、長い歴史の絆で結ばれており、パラオの言語や文化にも様々な日本の影響が感じられます。パラオ語には、南洋委任統治時代に、「デンキ」「オキャクサン」「バショ」「ダイジョーブ」「モンダイナイ」など数百の語彙が日本語から入ってきています。また、中高年には演歌なども人気があります。しかし、南洋委任統治を経験し、流暢な日本語を話す世代はすでに80代に達しています。どのようにして、薄れつつある日本との文化的な絆を維持していくかは重要な課題です。現在、高校2校、短期大学1校で実施されている日本語教育の裾野を広げることが望まれます。また、日本統治時代や戦時の記憶を風化させず次世代に伝承することも今後の課題です。

 大使館が行っている主な事業として日本フェアや生け花といった文化事業、小学校訪問などの広報事業があり、様々な日本文化紹介の他、プレゼンテーションやワークショップを通じて、日・パラオ関係史や日本文化、日・パラオ経済協力事案等を紹介しています。特に日本フェアは、人口2万人弱の当国で毎回500名以上の方に来場頂き、人気を博しています。

 この他にも、国費留学生の派遣事業を含む、招へい、人物交流事業を行っています。留学生の派遣は、日本とパラオの交流促進のためにも、またパラオに不足する人材を育成するためにも大変重要です。過去に71名(2018年9月末現在)が国費留学生として渡航し、日本の専門学校、大学院などで学んでいます。帰国留学生は優れた日本語能力を活かし、国務省をはじめとするパラオ政府機関や、駐日パラオ大使館等での活躍例があり、日本とパラオの二国間関係の促進に大きく貢献しています。