教育啓発週間における大使館プログラム(2020年3月17日(火)~3月20日(金))

令和2年3月26日
教育啓発週間における大使館プログラム
 
 3月17日から20日の間,パラオ教育省が主催する教育啓発週間にて,当館館員が当地の小学校・高校に訪問し,日本の様々な魅力を紹介する広報事業を実施しました。
 
 高校生向けには「日日是好日」や「パパのお弁当は世界一」の上映会を行い,日本の伝統的文化及び現代家族の様子を視聴した学生らは,日本とパラオとの違い,特徴的な文化と伝統に興味を示し,ユーモラスな場面に食い入るように,さらに感情豊かに鑑賞していました。映画のクライマックスには感動して涙ぐむ生徒がいたのはとても印象的でした。
 

映画上映会 ベラウモデクゲイ高校(左)エマウスベタニア高校(右)
 
 
 次に,小学生向けのプログラムでは,前後半の2部構成とし,前半には,日本とパラオの関係や,パラオ語の中で使われている日本語のプレゼンテーションを行いました。更に,日本語由来のパラオ語でもあるじゃんけんをゲームとして行い,大いに盛り上がりました。後半には,日本の伝統文化の折り紙や,風呂敷のアクティビティブースを設け,一枚の紙や布から形作る折り紙と包みに生徒だけでなく,教員の皆さんも目を釘付けにしてその様子を見て,実際に体験し,できあがった際には皆笑顔を見せるなどこちらのアクティビティも盛況なイベントとなりました。
 

 

GBハリス小学校
 
 
 さらに,アイライ小学校へ訪問した際は,クラス毎の催しで子供達が浴衣姿で東京五輪音頭を踊っていました。日本人に扮したその様子に加え,「ようこそパラオへ」とユーモアを交えたナレーションにより,会場が盛り上がっていたのは印象的でした。

 

アイライ小学校
 
 
 このように当館では,日本の伝統文化である,風呂敷,折り紙,お手玉や,パラオ語で使用されている日本語を紹介する形で,パラオの方々と文化交流を行っております。今後もパラオの日常生活に取り入れてもらえる日本文化を紹介しながら,対日理解促進に努めていきたいと考えています。