広報文化

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概要

 日本とパラオは、長い歴史の絆で結ばれており、パラオの言語や文化にも様々な日本の影響が感じられます。パラオ語には、南洋委任統治時代に、「デンキ」「オキャクサン」「バショ」「ダイジョーブ」「モンダイナイ」など数百の語彙が日本語から入ってきています。また、中高年には演歌なども人気があります。しかし、南洋委任統治を経験し、流暢な日本語を話す世代はすでに80代に達しています。どのようにして、薄れつつある日本との文化的な絆を維持していくかは重要な課題です。現在、高校2校、短期大学1校で実施されている日本語教育の裾野を広げることが望まれます。また、史跡・戦跡の整備など、日本統治時代や戦時の記憶を風化させず次世代に伝承するための事業も必要となってきています。

 日・パラオ文化交流の中核となっているのは、国費留学生の派遣事業です。留学生の派遣は、日本とパラオの交流促進のためにも、パラオに不足する人材を育成するためにも大変重要です。過去に69名が国費留学生として渡航し、日本の専門学校、大学院などで学んでいます。また、帰国留学生は優れた日本語能力を活かし、国務省等パラオ政府機関や、東京のパラオ大使館等での活躍例があります。

 この他にも、日本語や日本の生活文化を紹介するため、大使館主催の日本フェアや生け花ワークショップなどの催し物も行われており、特に日本フェアは、人口2万人弱のパラオで毎回500人前後が来場するなど人気を博しています。