安全情報
◆治安状況
パラオでは、テロや身代金目当ての誘拐事件は発生していませんが、近年泥酔者や薬物中毒による殺人、強盗などの凶悪犯罪が増加しています。
1.パラオの犯罪状況と傾向
(1) パラオではテロ、身代金目当ての誘拐事件は発生していませんが、最近、コロール州では殺人、強盗等の凶悪犯罪が増加しています。特に若年層による犯罪の中には、飲酒、薬物使用による事件が増加しています。
(2)犯罪に遭わないためにも、
- 夜間の外出は徒歩を避け、必ずグループで行動する。
- 暗い場所には近づかない。
- 泥酔者や精神的に高揚している集団には近づかない。
等の心掛けが必要です。
2.防犯の基本的な心構え
パラオでは殺人、強盗等の凶悪犯罪が増加していますが、他に家屋侵入、空き巣、車上荒らし等の犯罪も忘れてはいけません。我家或いは自分だけは大丈夫と思わず、常に安全対策を意識し、「自分の身は自分で守る」の心構えが必要です。
◆交通事情と事故対策
パラオでは、セダン、4WDなどの日本の中古車(右ハンドル)が圧倒的に多く走っています。コロール州及びアイライ州の殆どの道路は舗装されており、またバベルダオブ島では島を周回するコンパクト道路が整備されていますが、それ以外の地域では未舗装のところもあります。車道は右側通行となっており、しばしば(特に週末の夜)飲酒運転の車を見かけます。人身事故は少ないものの、交通事故そのものは決して少なくありません。
夜間は地元警察のパトカーによる巡回が行われ、違法運転の取り締まりを行っています。車を運転する際には以下のようなことに注意して下さい。
- 一般的にゆっくり走行していますが制限速度は25マイル(40km)となっているので、スピードの出しすぎに気を付ける。また、道路が片側一車線で追い越しは禁止となっている場所が多い。
- カーブで中央線をはみ出し対向車線内を走行する車が多いので注意する。
- ドアはきちんと施錠すること。車自体の盗難もあり得ますが、備え付けのカーステレオやタイヤの盗難もあるため人気の少ないところでの長時間の駐車はできるだけ控えるようにする。
- 多くの自動車は保険に加入していないため、相手の経済状況によってはぶつけられ損になる可能性がある。事故の際は、その大小にかかわらず警察を呼ぶこと。自身の車は、自動車保険に加入すること。
◆緊急時に必要な連絡先等
1.在パラオ日本国大使館 488-6455/6456(月~金曜日 8:30~17:15)
領事担当携帯 775-6455/6456(執務時間外・祝祭日のみ)
FM放送周波数 146.500
2.警察・消防・救急車 911
- (1)消防・救急車 488-1411
- (2)パトロール 488-1422
- (3)海上救護・捜索 488-5206
3.病院
- (1)ベラウ国立病院 488-2552
488-2558(24時間体制の救急治療室) - (2)ベラウ・メディカル・クリニック
(月~金曜日 08:00~12:00及び18:00~21:00)
488-2687
4.国家緊急対策室(NEMO) 488-2249/2242
◆参考 以下も併せてご参照下さい。
外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
©Embassy of Japan in the Republic of Palau
P.O. Box 6050 Koror, Republic of Palau 96940