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パラオで活躍するJICAボランティア
◆パラオからAlii!(こんにちは)
JICA ボランティア 栗田 真史
2010年9月にパラオに赴任し、早いもので残り任期も2ヶ月を切ろうとしています。私の配属先は、パラオ国最高裁判所管理情報システム課(Management Information Systems, Palau Judiciary)で、裁判に関するデータを保管するデータベースシステムの、維持・管理・改善を行っています。配属先では、部門長1人、アシスタント1人と私の計3名で仕事をしています。

(職場の同僚と)
オフィスは首都のマルキョクと、旧首都のコロールの2ヵ所にあります。自宅のあるコロールオフィスには、月・水・金、首都のマルキョクには火・木のシフトで行き来しています。
私の仕事は、一日中パソコンとにらめっこしていると思われがちですが、実は違います。職場の人たちから改善要望を聞いたり、トラブルに対処するため聞き取りをしたりと、人と話していることのほうが多いです。
始めの内は、慣れない職場、慣れない英語でのコミュニケーションと、苦労の連続でした。そんな中で、いつも心がけているのは、丁寧に話を聞き、丁寧に答えることです。そうする内、少しずつですが、職場の人からも、私の仕事振りを信頼してもらえるようになりました。こうした事から、人と人とのコミュニケーションが大事なのは、日本も海外も変わらないのだな、と感じています。
パラオ人の家庭でのホームステイで、私は数多くの、貴重な体験ができました。休みの日には、地域コミュニティに参加し、海岸堤防や、古いバイ(パラオの伝統建築)の補修も手伝わせて貰いました。作業後にみんなで飲むビールの味は格別で、陽気なパラオ人の若者と盛り上がり、真夜中まではしゃいだのが忘れられません。
今は、活動のまとめとして、やってきたことの文書化と、配属先同僚への引き継ぎを行っています。まだまだ慣れない英語でのコミュニケーションで、なかなかスムーズにはできませんが、残りの任期、悔いのないように、全力でやりきりたいと思っています。

(地域コミュニティの仲間と)

(コミュニティの仲間たち)
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