◆パラオ便り(2012年7月)
「JICAボランティアのパラオ派遣開始15周年記念式典の開催」

(日々の活動を紹介)

(ボランティアによる発表)
7月6日、パラオに青年海外協力隊が派遣され始めてから15周年が経過したことを祝う記念式典が開催されました。式典には、ヤノ国務大臣や、これまでJICAボランティアと関わりのある様々な分野のパラオ人が出席し、ボランティアへの感謝の気持ちや、思い出などを分かち合いました。式典では、現職のボランティア3名の活動発表や、JICAの事業紹介、元ホストファミリーによるボランティアとの絆についてのプレゼンテーションやパラオの日本語学習者による日本語の歌の合唱などが行われました。日々の配属先での活動や、ホームステイを通じ、ボランティアの方々が築いてきたパラオと日本の草の根レベルでの交流の成果がしみじみと感じられる温かな式典となりました。(パラオにおけるJICAボランティアの活動についてはこちらも併せてご覧ください)

(パラオ・コミュニティ・カレッジの学生とパラオ人に最も人気のある「みちづれ」の合唱)
「ミクロネシア諸島自然体験交流事業」

(一緒に踊る子供たち)
ミクロネシア諸島自然体験交流事業を通じ、毎年日本の子供たちが自然、異文化などを体験するためパラオなどのミクロネシア諸島を訪れています。今年も、10歳から14歳までの日本の子供たち16名が、7月24日から31日にかけてパラオの首都マルキョクやロックアイランドのゲムリス島などを訪れました。25日には日本大使館を訪れ、大使館員や青年海外協力隊から、どのような仕事をしているのか話を聞きました。
パラオからはこの事業で、アイライ小学校の生徒たちが6月17日から26日まで日本を訪れており、日本の子供達は、日本を訪れたアイライ小の生徒たちの家でホームステイも経験しました。7月30日には、アイライ州のコミュニティーセンターでお別れ会が開かれ、ディレクターの大野氏がパラオでお世話になった人たちに御礼を述べた後、日本の子供達がダンスを披露し、パラオの子供たちも途中から加わり、お別れ会は盛況の内に幕を閉じました。

(6月自然体験交流事業で日本を訪れた
アイライ小学校の生徒たち)

(「さよなら、また会いましょう」と記されたケーキを
抱える日本とパラオの子供たち)
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