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二国間関係
◆概要

(日・パラオ友好橋)

(記念碑)
パラオは日本の南の隣国です。そして、日本とパラオは、国連など国際機関の場や捕鯨問題などで常に協調してきた親密な友好国です。そして、このような友好関係の基盤には、深い経済的な結びつきと、長い歴史的な絆があります。
日本は、パラオの経済発展のために、独立以前から今日まで総額165億円余りにのぼる経済協力を行ってきました。過去には、国際空港ターミナルや、日・パラオ友好橋、コロール市内の主要な道路などインフラ整備に貢献してきています。また、民間セクターの中核を占める観光業においても、年間3万人を超える日本人観光客がパラオを訪れ、資本、人材の両面で日本企業が大きく貢献しています。このように、日本は、パラオの経済的繁栄のための重要なパートナーとなっています。
日本とパラオには深い歴史的な繋がりがあります。第一次世界大戦後、日本はドイツから南洋群島を引き継ぎ、第二次世界大戦の終わりまで統治していました。この時代に、南洋庁が設置されたのがパラオのコロールです。南洋群島には、数万人の日本人が生活し、農業や漁業、養殖業などを営んでいました。このため、現在に至るまでパラオの言語や文化には日本の影響が見られます。また、終戦後も、独立時の大統領であるクニヲ・ナカムラ氏など多数の日系人が活躍してきました。日本統治を経験した世代が高齢化する中、日本とパラオの文化的な絆の維持は重要な課題となっています。
◆参考 以下も併せてご参照下さい。
日本統治時代の日本人集落
外務省HP: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/palau/index.html
©Embassy of Japan in the Republic of Palau
P.O. Box 6050 Koror, Republic of Palau 96940