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◆アルモノグイ小学校スクールバス整備計画

(署名の様子)

 2013年2月14日、在パラオ日本国大使館にて、「アルモノグイ小学校スクールバス整備計画」の署名式が行われました。 式典には、アルモノグイ小学校の校長先生の他、オイロー上院議員(上院教育・保健・青少年・社会福祉委員会議長)、オニドベル・アルモノグイ州下院議員、ウェンティ教育省教育局長と職員、PTA会長が出席し、それぞれが日本政府への感謝と喜びのスピーチを述べました。

 アルモノグイ小学校は、パラオの中心地であるコロールから車で約1時間のところに位置するアルモノグイ州にあります。現在使用されているバスは、老朽化により故障が相次ぎ、修理を重ねてきましたが、正規の交換部品の製造が中止されて入手不可能となっているため、代用品での修理となり、故障を完全に直すことができず、危険な状態で運行しています。新しいバスが整備されることによって、スクールバス送迎の安全の確保、アルモノグイ州外で行われる行事への移動手段が確保され、学習環境が改善されることが期待されます。

(前列:左からオイロー上院議員、フランツ・アルモノグイ小学校校長、貞岡大使、オニドベル・アルモノグイ下院議員/後列:左からソアラブライ教育省学校管理課長、ウェンティ教育省教育局長、アルモノグイ小学校PTA会長、ハルオ教育省職員)

◆引渡式の様子


2013年8月6日、アルモノグイ小学校にて、平成24年度・草の根無償資金協力によって整備された30人乗りスクールバス1台の引渡式が執り行われました。式典には、オンゴス・アルモノグイ州知事、オイロー上院議員、レクライ上院議員、オギドベル・アルモノグイ州下院議員、タロ・アルモノグイ州議会議長、教育省教育局長、教育省職員、フランツ校長等が出席しました。式典では、関係者によるスピーチ及びリボンカッティングが行われました。

アルモノグイ小学校は、パラオ北部のバベルダオブ島西部に位置する、児童数52名の学校です。同校は、20人乗りのスクールバスを長年所有してきましたが、エンジンが突然かからなくなったり、車輪部分から煙が出るなど、危険な状態で運行を続けていました。今回、新しい30人乗りのスクールバスが供与されたことによって、児童の安全な移動手段が確保され、通学環境が改善されるとともに、今まで見合わせてきたコロールへの校外活動等にも参加できるようになります。新しいスクールバスが届く日を、児童や教師はもちろん、地域をあげて、皆とても楽しみに待っていてくれました。この日の引渡式にはたくさんの保護者や地域の方々も参加して下さり、新しいスクールバスを皆うれしそうに眺めていました。

(新しい30人乗りスクールバス)

リボンカッティング(右から5人目貞岡大使、6人目フランツ校長)

全児童及び職員と共に記念撮影