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◆コロール州&ガラスマオ州ゴミ収集車等整備計画

(ゴミ収集車)
2011年8月31日、コロール州庁舎にて、草の根無償資金協力によるゴミ収集車、リサイクル車、ダンプ車の引渡式が行われました。式典には、アダチ・コロール州知事、スギヤマ・ガラスマオ州知事、ケソレイ・ガラスマオ州選出議員、各州の廃棄物管理責任者等が出席しました。
パラオのような小さな島国における廃棄物処理は、住民の衛生状態の改善や環境への悪影響軽減等のために重要な課題となっています。コロール州は、パラオ人口の半数以上が居住し、かつ年間10万人ほど訪れる観光客のほとんどが滞在する中心地です。また近年、コロール州以外の各州でもゴミに対する意識が徐々に向上し、ゴミ処理方法の改善への取り組みが始まっています。ガラスマオ州はその一つで、バベルダオブ島(パラオ本島)の北西に位置し、島内観光の拠点となっている州です。さらにゴミは海にも影響を与えます。サンゴ礁が綺麗な海洋環境を保全し、それに基づく観光業継続のためにも、廃棄物処理対策は重要です。

(貞岡大使よりゴミ収集車の鍵を各州知事へ)
今回、コロール州へはゴミ収集車、リサイクル車各2台ずつ、ガラスマオ州へはゴミ収集車、リサイクル車、ダンプ車各1台ずつが引き渡されました。これらは、日本国内で各自治体が使用し不要となったものが日本外交協会に寄贈され、海外で再利用できるよう整備された車両です。これらの車両のパラオにおけるゴミ収集事業と民生環境向上への貢献が期待されています。

(ゴミ収集車とリサイクル車の前にて)
中央:貞岡大使、大使左隣り:ガラスマオ州知事、大使右隣り:コロール州知事
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