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◆ペリリュー小学校トイレ整備計画
平成22年8月18日、草の根無償資金協力でペリリュー小学校に寄贈されたトイレ設備の引渡し式典が、ペリリュー島のペリリュー小学校にて行われました。

(完成したトイレの前で並ぶ貞岡大使と校長先生)
このプロジェクトは、離島であるペリリュー島の唯一の小学校のトイレを改装し、新たにシャワー室と、教室とトイレをつなぐ屋根つき通路を建設するというものです。改装されたトイレは水洗・非水洗のトイレが完備され、これまでは断水時に使えなかった学校のトイレをいつでも使えるようになりました。そして屋根つき通路を建設することにより、雨の多いこの地域でも、子供たちが雨にぬれずに教室からトイレまで移動できるようになりました。
式典には貞岡大使を始め、ペリリュー州知事や州議長、教育省教育局長などが出席し、この喜ばしい日を祝いました。

(鍵のリレーを経て鍵を受け取り喜ぶ校長先生)
式典は子供達によるパラオ国歌斉唱に始まり、関係各者によるスピーチ、トイレの鍵の引渡し、リボン・カッティング、そして最後に先生たちによる手作りの昼食と子供達のかわいらしいダンスがお披露目されました。
トイレの鍵の引渡し式は非常にユニークで、トイレの建設工事会社→貞岡大使 →ペリリュー小学校長と、鍵がリレーされました。子供達もこの模様が面白かったらしく笑い声の中で和やかな「鍵のリレー」が行われました。
ペリリュー小学校は、パラオに初めて草の根無償資金協力が供与された平成11年に、第一号となる課外授業用マイクロバスを受け取った団体でもあります。今回は、10年以上も前に供与されたバスを、今も大切に使っている学校の姿勢も評価され、二度目のプロジェクト実施への運びとなりました。
前回のバスと同じように、このトイレ施設もこれから何年も大切に使うことを子供達と約束して、式典は終わりました。子供たちがこの日のことを忘れずに、より一層お勉強に励むことができるといいですね!

(リボンカッティングにわくわくする子供たち)
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