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◆「ガラルド小学校スクールバス整備計画」署名式
2015年9月3日、在パラオ日本国大使館にて、平成27年度「ガラルド小学校スクールバス整備計画」契約の署名が田尻大使とサクマ・ガラルド小学校校長との間に執り行われました。式典には、当館より田尻大使、パラオ側よりソアラブライ教育大臣、オイロー上院議員、タベルアル教育局長、サクマ・ガラルド小学校校長等が出席しました。
ガラルド小学校は、コロール州中心地から約50キロ離れたガラルド州ウリマ郡に位置する、地域唯一の基礎教育機関です。同校には、周辺3郡から児童39名が通学しており、全児童の約9割が通学にスクールバスを利用しています。同校は、15年以上前から15人乗りのスクールバス2台を所有してきましたが、1台は老朽化により故障し、2年前から修理不能な状態にあります。現在は、辛うじて動くもう1台で朝夕各3往復をしていますが、朝6時半前のバスに乗らなければいけない児童がいる一方、バスが始業時間を越して学校に到着することもあり、授業に支障を来しています。また、現在利用しているバスは、計器類が全て故障し動かない上に、ドアが閉まらなくなるなど、乗車する児童の安全面に係る問題も長年懸念されてきました。
供与額9,778,340円の本件協力を通して、15人乗りのマイクロバス2台が同校に供与されます。本件の実施により、生徒の安全な移動用手段が確保され、学習環境が改善されることが期待されます。
パラオでは、平成11年に初めて草の根・人間の安全保障資金協力が実施され、本件は58件目の案件署名となりました。


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