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◆引渡式の様子

2014年8月20日、ガラロン小学校にて、平成25年度「ガラロン小学校台風被害支援計画」の引渡式が執り行われました。式典には、当館より田尻大使、パラオ側よりレメンゲサウ大統領、クアルテイ国務大臣、オビアン公共基盤・産業・商業大臣、ソアラブライ教育大臣、マドランアー・ガラロン州下院議員、サルバドール・ガラロン州知事、教育省関係者、スウェイ校長、同校関係者等が出席しました。式典では、関係者によるスピーチ、リボンカッティングが行われました。

ガラロン小学校は、バベルダオブ島最北端にあるガラロン州リール村に位置する、地域唯一の小学校です。同州は、昨年11月7日にパラオ北部を通過した台風30号の影響を受け、敷地内の多くの樹木が倒れるとともに、食堂の屋根が暴風で飛ばされる被害が出ました。食堂では、毎日給食の調理が行われていたため、食堂が利用できなくなってしまったことで、同校は台風被害直後は午前授業のみ、その後は生徒がお弁当を持参して登校することで、給食が提供できない問題に対応してきました。

今回の草の根無償資金協力による支援を通じて、被害を受けた同校食堂の全面的な再建工事が行われました。本プロジェクトの実施による迅速な食堂の再建工事により、児童が安全な環境で、台風被害以前の学校生活が送れるようになるとともに、十分な教育が受けられるようになることが期待されています。

新しく再建された食堂は、8月11日に始まった新学期に併せて利用が開始され、生徒は毎日新しい食堂で給食を食べています。一列になって、給食の配膳を待つこどもたちの顔は、とてもうれしそうでした。

◆草の根無償資金協力「ガラロン小学校再建計画」




 2013年12月17日、首都マルキョクにある大統領府にて、平成25年度「ガラロン小学校台風被害支援計画」の署名式が執り行われました。式典には、大使館側より田尻大使が、またパラオ側よりレメンゲサウ大統領、クアルテイ国務大臣、マドランアー下院議員、サルバドール・ガラロン州知事、ウェンティー教育省教育局長、スウェイ校長等が出席しました。

 ガラロン小学校は、バベルダオブ島最北端にあるガラロン州リール村に位置する、地域唯一の小学校です。同州は、11月7日にパラオ北部を通過した台風30号の影響を受け、同校も敷地内の多くの樹木が倒れるとともに、食堂の屋根が暴風で飛ばされる被害が出ました。

 パラオの公立小学校では、教育省の負担により、児童に毎日給食が支給されます。しかしながら、同校では、給食を調理し、児童が給食を食べる食堂が利用できなくなってしまったため、やむを得ず午前中のみ授業を行っています。台風被害から1ヶ月が過ぎた今も、食堂が復旧する目処は立っておらず、同校の児童のみ年間学習計画に遅れが生じることが、学校関係者、保護者より懸念されていました。したがって、1日でも早く同校の児童がもとの学校生活に戻れるよう、今回の草の根無償資金協力での支援が決定しました。本プロジェクトでは、台風30号の被害を受けたガラロン小学校の食堂の再建工事が行われます。

 本プロジェクトの実施による迅速な食堂の再建工事により、児童が安全な環境でもとの学校生活を送れるようになるとともに、十分な教育が受けられるようになることが期待されます。