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◆引渡式の様子
2014年8月22日、カヤンゲル島にあるジョン・エフ・ケネディー小学校にて、平成25年度「ジョン・エフ・ケネディー小学校再建計画」の引渡式が執り行われました。式典には、当館より田尻大使、パラオ側よりレメンゲサウ大統領、オビアン公共基盤・産業・商業大臣、センゲバウ天然資源・環境・観光大臣、ソアラブライ教育大臣、バンダリ・カヤンゲル酋長、レクライ上院議員、ウィップス上院議員、ティティムル・カヤンゲル知事、教育省関係者、ワッツ校長、同校関係者等が出席しました。式典では、関係者によるスピーチ、リボンカッティングが行われました。
ジョン・エフ・ケネディー小学校は、コロール州から約90キロ北東に位置するカヤンゲル島にあります。人口約100名のこの島にある唯一の小学校が、ジョン・エフ・ケネディー小学校です。昨年11月7日にパラオ北部を通過した台風30号の影響を受け、島は壊滅的な被害を受けました。同校は、島内の避難所となっていましたが、台風30号により屋根が全て飛び、窓ガラスが割れ、全壊の状態となり、学校施設は利用不能な状態となってしまいました。
台風の被害を受けた直後から、同校に通っていた児童13名は、島外のコロール州及びアイライ州の学校3校に分かれて通学をしていました。1日でも早く、同校の児童がカヤンゲル島に戻って学校に通えるよう、約3千万円をかけた今回の草の根無償資金協力での支援が被害直後に決定し、より災害に強い機能を付加した校舎1棟の再建工事が行われました。
この日式典に出席していた教育大臣によるスピーチの中で、壊滅的な被害を受けた同校の再建工事に、いち早く取り組んだ日本政府への謝意の証として、同校の名称を「パラオ日本友好小学校(Palau-Japan Friendship Elementary School)」に改称する旨の発表がありました。
カヤンゲル島は、少しずつではありますが住人がもどり、復興を遂げています。この日、台風被害後初めて自分たちの学校に戻ってきた生徒6名は、青い海を前にした校庭で元気よく走り回りながら、「この島の、僕たちの学校に、また戻って来ることができてとてもうれしい」と笑顔で教えてくれました。本プロジェクトの実施による迅速な校舎の再建工事により、児童が安全性の確保された適切な学習環境の下、台風被害以前の学校生活が送れるようになるとともに、同校が災害時の安全な避難所としての役割を担うことが期待されます。こどもたちの学びの場としてだけでなく、地域の人が集う場として、島に新しく再建されたパラオ日本友好小学校が、島の復興につながる場となるよう願っています。




◆草の根無償資金協力「ジョン・エフ・ケネディー小学校再建計画」
2013年12月17日、首都マルキョクにある大統領府にて、平成25年度「ジョン・エフ・ケネディー小学校再建計画」の署名式が執り行われました。式典には、当館より田尻大使が、またパラオ側よりレメンゲサウ大統領、クアルテイ国務大臣、ケメソン下院議員、ティティムル・カヤンゲル州知事、ウェンティー教育省教育局長、ワッツ校長等が出席しました。
ジョン・エフ・ケネディー小学校は、コロール州から約90キロ北東に位置するカヤンゲル島にあります。人口約100名のこの島にある唯一の小学校が、ジョン・エフ・ケネディー小学校です。11月7日にパラオ北部を通過した台風30号の影響を受け、島は壊滅的な被害を受けました。同校は、島内の避難所となっていましたが、台風30号により屋根が全て飛び、窓ガラスが割れ、全壊の状態となり、学校施設は利用不能な状態となってしまいました。同校に通っていた児童13名は、現在島外のコロール州及びアイライ州の学校3校に分かれて通学をしています。1日でも早く、同校の児童がカヤンゲル島に戻って学校に通えるよう、今回の草の根無償資金協力での支援が決定しました。本プロジェクトでは、より災害に強い機能を付加した校舎1棟の再建工事が行われます。
本プロジェクトの実施による迅速な校舎の再建工事により、児童が再び安全性の確保された適切な学習環境の下、学校生活を送れるようになるとともに、同校が災害時の安全な避難所としての役割を担うことが期待されます。

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