台風19号被害に対するパラオでの募金活動

令和元年11月14日
 パラオ政府とパラオ赤十字社は,台風19号が東日本を襲った2週間後の2019年10月25日に,コロールの旧議会前で募金活動を行いました。テントが構えられた会場での募金活動のみならず,「PLEASE SUPPORT JAPAN」と書かれた看板を掲げ,通行する車からも募金を集めていました。

 募金会場では,地元のラジオ局が生中継をしており,オイロー副大統領兼司法大臣,マルグ国務大臣,ソアラブライ教育大臣,アサヌマ・パラオ赤十字社委員長が長時間にわたり募金を呼びかけ,多くの市民が募金に訪れました。ラジオ中継の呼びかけの中で,オイロー副大統領は,日本政府や日本財団のパラオへの長年に及ぶ支援に感謝の意を表明し,マルグ国務大臣は,パラオと日本の25年を超える密接な関係に言及しました。また募金開始時に会場を訪れた柄澤大使は,台風19号による被災状況を説明し,パラオによる募金活動は日本にとって大きな助けになるとして,パラオの人々への感謝の言葉を述べました。
 
 パラオ政府とパラオ赤十字社は,台風19号被害に対する募金活動の結果,総額24,555ドル78セントの義援金が集まったことを報告しました。パラオ大使館は,パラオの皆様の心のこもった支援に深く感謝申し上げます。