草の根・人間の安全保障無償資金協力「パラオ高校スクールバス整備計画」署名式

「パラオ高校スクールバス整備計画」署名式


 
 
2019年1月31日、在パラオ日本国大使館にて、平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力による「パラオ高校スクールバス整備計画」の契約の署名が、荻野毅臨時代理大使とパラオ高校のスマイス・ルダン校長との間で執り行われました。式典には、署名者の他、パラオ側よりシントン・ソアラブライ教育大臣等が出席しました。

パラオ高校は、コロール州の中心部に位置し、全国から500人以上の生徒が通う国内唯一の公立高校です。バベルダオブ島最北州から同校は約60キロ離れている上、当地は一年を通して高温多湿で、登下校の時間帯であっても強い日差しと突然の大雨に見舞われるため、家族による送迎が難しい場合、スクールバスで通学します。しかし、パラオ高校が教育省より借用していた大型バスは、度重なる故障により使用できなくなり、近年は、マイクロバス2台及び教育省が保有する小学生の送迎用バス4台を共用させてもらうことで、なんとか生徒の通学手段を確保しています。しかし、現在の運行表では、バスの往復を減らすために定員オーバーで走行するなど安全上の問題があるほか、共用のバスはコロール市内の小学生の送迎を優先するため、パラオ高校の生徒の遅刻が常態化しています。

供与額1201万1,440円の本件協力を通して、新車の30人乗りスクールバス1台がパラオ高校に供与されます。本件協力の実施により、パラオ高校の生徒が、安全な状態で始業時間に間に合うよう通学できるようになるとともに、校外学習や課外活動への参加機会の増加にもつながることが期待されます。

パラオでは、平成11年に初めて草の根・人間の安全保障無償資金協力が実施され、本件は75件目の案件署名となりました。