草の根・人間の安全保障無償資金協力「エサール州雨水排水機能改善機材整備計画」署名式

「エサール州雨水排水機能改善機材整備計画」署名式



2018年12月6日、在パラオ日本国大使館にて、平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力による「エサール州雨水排水機能改善機材整備計画」の契約の署名が、山田大使とエサール州のフロレンシオ・アデルバイ知事との間で執り行われました。式典には、署名者の他、パラオ側よりセシリル・エルデベエル官房長官及びエサール州政府職員が出席しました。

平均年間降雨量が3,000ミリを超えるパラオでは、降雨時の道路状況の悪化が深刻であり、エサール州の未舗装道路では、雨が降ると雨水が一か所に集中しオーバーフローする状況が続いています。住民は降雨時や降雨後、水たまりやぬかるみにはまったり、スリップしたりしないよう、時速10~15キロ程度での低速移動を余儀なくされるため、通行には普段の倍以上の時間がかかります。さらに、今後道路がコンクリート舗装されても、排水機能が整備されないままだと、雨水がうまく排出されないため道路に亀裂や剥離が生じ、住民の安全を脅かす恐れがあります。また、交通の問題に加え、雨水によりえぐれた土砂が河川やマングローブから海に流出すると、サンゴ礁を含む貴重な自然を損ねる可能性があります。

供与額996万2,400円の本件協力を通して、ダンプトラックとモーターグレーダーがそれぞれ1台ずつエサール州政府に供与されます。本件協力の実施により、エサール州において側溝や排水路の設置といった雨水排水機能改善工事の実施及び維持管理が可能になり、住民が利用する道路状況が改善するとともに、河川やマングローブへの土砂流出の予防につなげることができます。

パラオでは、平成11年に初めて草の根・人間の安全保障無償資金協力が実施され、本件は73件目の案件署名となりました。