令和4年度対パラオ草の根無償資金協力「ジョージ・ビー・ハリス小学校校舎改修計画」

令和8年3月9日

2年目フォローアップ

    

2026年3月5日、当館草の根委嘱員は、令和4年度対パラオ草の根無償資金協力「ジョージ・ビー・ハリス小学校校舎改修計画」の2年目フォローアップを実施しました。

同校の校舎9棟は1964年の建設以降、大規模な改修が行われていませんでした。そのため、屋根や天井の老朽化、コンクリートの剥落、雨漏りによる漏電など、安全面で深刻な問題が生じていました。また、窓の破損や機能不全も見られ、学習環境に支障を来していたほか、津波発生時に避難所として利用する際の機能確保にも懸念がありました。

本事業で老朽化した校舎が改修されたことによって、児童および教職員にとって安全で快適な学習・教育環境が整備されました。また、災害時には避難所として利用する地域住民の安全確保にも貢献しています。

さらに、本プロジェクト終了から2年が経過した現在も施設は適切に管理されており、児童262名および教員31名が安全で快適な環境の中で学習・教育活動を行っています。
 
 

引渡式


2024年3月5日、コロール州のジョージ・ビー・ハリス小学校において、令和4年度草の根無償資金協力「ジョージ・ビー・ハリス小学校校舎改修計画」の引渡し式が行われました。式典には、折笠弘維大使、スランゲル・ウィップスJr. 大統領、デール・ジェンキンス教育大臣、エヨス・ルディーム・コロール州知事、レイノルド・メオール教育省教育行政局長、ブライアン・メライレイ公共事業局長、エリック・レクライ・ジョージ・ビー・ハリス小学校教頭、同校生徒他、大勢の関係者が出席しました。
 

1964年の建設後、1993年に屋根の一部を補修して以来改修されておらず、熱帯の高温多湿な気候の下、屋根や天井の老朽化が進行していた校舎は、漏電が発生するなど危険な状態にありました。

本計画が無事に完了したことにより、パラオで2番目に在公児童数が多い公立小学校の児童及び教職員は、安全且つ衛生的な環境で学習ができるようになります。

パラオではこれまでに100件のGGPに署名を行いました。パラオ各地域のニーズに即した支援を届けられるよう今後も様々な団体と協力しながら活動を続けます。

署名式

    

2023年3月21日、在パラオ日本国大使館において、令和4年度草の根無償資金協力「ジョージ・ビー・ハリス小学校校舎改修計画」贈与契約(金額2,440万9,404円)の署名式が行われました。署名式には、萩原真由臨時代理大使、デール・ジェンキンス教育大臣、ウィックリフ・エムール同小学校校長、教育省関係者及び同校PTA代表が出席しました。
 
ジョージ・ビー・ハリス小学校は、コロール州の西側地域の全児童を受け入れ、パラオで2番目に在籍児童数が多い公立小学校であり、同校には265名 の児童が在籍し、教職員29名が勤務しています。
 
同校の教室棟7棟(2,041m2)、校長・職員室・特別支援教室・図書室からなる職員棟1棟(356m2)、及び食堂棟(251m2)の合計9棟のコンクリート製校舎は、1964年の建設後、1993年に屋根の一部を補修して以来改修されておらず、熱帯の高温多湿な気候の下、屋根や天井の老朽化が進行しており、全棟にわたり屋根、天井、壁、窓の破損及び劣化が著しい状態です。また、一部天井のコンクリートが剥がれ落ちている上、雨漏りにより配線や照明器具が濡れ、過去に漏電による感電や火災などが発生したことがあるなど、危険な状態となっています。
 
在パラオ日本国大使館は、こうした喫緊の課題を踏まえ、教育省及びジョージ・ビー・ハリス小学校の要請に基づき、同校の安全で快適な学習環境を整備し、同校の基礎教育の質を向上させることを目的として、老朽化した校舎を改修するための資金を供与することを決定しました。
 
署名式において、萩原臨時代理大使は、「我々の目標は、ジョージ・ビー・ハリス小学校の生徒と先生の教育環境を改善するという緊急の課題に対処することである。本支援により、生徒達が十分な教育を安全に受けられることを期待する。」 と述べました。エムール校長は、「学校と地域を代表して、日本政府及び日本国民の皆様に感謝したい。またこの校舎改修を通じて、日本とパラオの関係がさらに強化されることを確信する。」と日本語で述べました。ジェンキンス教育大臣は、日本とパラオの特別な関係に言及し、「本支援は、生徒達及び本校にとって意義深いものであり、寛大さと子供たちの幸福への配慮という極めて崇高な目標を達成するために、日本大使館が迅速に行動してくれたことに深く感謝したい。」と述べました。     
 
パラオでは、平成11年に初めて草の根無償資金協力が実施されて以来、本件は98件目の案件署名となりました。