インタビューシリーズ~パラオの日系人~ 第30回 ヒナ・ブレルさん
令和7年8月22日

現在17歳のヒナ・ブレルさんは、母親が日本人の日系パラオ人です。ヒナさんは、2025年に開催されたパシフィックミニゲームズにおいて、パラオ代表選手として出場し、女子フリースタイルレスリングで金メダルを2つ獲得しました。
ヒナさんの母は千葉県出身で、父はガラルド州とコロール州出身です。両親はパラオ・パシフィック・リゾートホテルで勤務していた際に出会い、結婚されたそうです。ヒナさんには兄と妹がいて、現在はパラオ高校に通っています。
レスリングは15歳のときにはじめ、2023年にマーシャル諸島で開催された「ミクロネシアゲーム」に出場しました。それから2年後の2025年には、パラオで開催された「パシフィックミニゲームズ」に、女子レスリングの61kg級および62kg級のパラオ代表選手として出場し、両部門で優勝しました。優勝のために工夫したことを尋ねると「どんなにつらいことがあっても、毎回練習に必ず出るようにしていました」と言いました。趣味として始めたレスリングが、いつの間にかヒナさんの人生の一部となっていたようです。遠征先で出会う選手たちとの交流もまた、よい刺激となっているそうです。ヒナさんは今後も引き続きレスリングのトレーニングを続け、スキルを磨きながら、自身のキャリアを切り開いていきたいと考えています。
ヒナさんは、日常生活では英語とパラオ語を話していますが、母と一緒にいるときは日本語で会話するそうです。しかし、日常的に日本語を読み書きする機会は少なく、習得は難しいため、毎週土曜日に行われる日本語の補習校に通っていました。日本のアニメが好きで、特に「進撃の巨人」が好きだそうです。母はよく日本食を作ってくれるそうで、ヒナさんは「母の作るごはんは何でも好きです」と笑顔で話してくれました。もちろんパラオ料理も好きで、魚フライや、タロイモの葉を使ったガラルド州の伝統的な料理「デモック」スープも好物だそうです。
ヒナさんはこれまでに家族と一緒に、祖母に会いに日本へ行ったことがあります。そのときは東京スカイツリーや東京ディズニーランドを観光したり、街中を歩いてみたりして、旅行を満喫したそうです。「あるとき、声をかけられて日本語で返事をしたら、周囲の人が驚いた顔をして、とても喜んでくれました」と嬉しそうに話していました。「日本人もパラオ人も、最初は誰にでもオープンなわけではありませんが、一度仲良くなるととても親しい関係を築ける傾向があると思います」と、ヒナさんが考える日本人とパラオ人の共通点についても語ってくれました。
最後に、日本とパラオの関係について伺いました。「パラオの至るところで、日本政府が援助してくださった事業を目にすることができます。これからも両国が助け合い、良好な関係が続いてほしいと思います」と語ってくれました。
ヒナさんの母は千葉県出身で、父はガラルド州とコロール州出身です。両親はパラオ・パシフィック・リゾートホテルで勤務していた際に出会い、結婚されたそうです。ヒナさんには兄と妹がいて、現在はパラオ高校に通っています。
レスリングは15歳のときにはじめ、2023年にマーシャル諸島で開催された「ミクロネシアゲーム」に出場しました。それから2年後の2025年には、パラオで開催された「パシフィックミニゲームズ」に、女子レスリングの61kg級および62kg級のパラオ代表選手として出場し、両部門で優勝しました。優勝のために工夫したことを尋ねると「どんなにつらいことがあっても、毎回練習に必ず出るようにしていました」と言いました。趣味として始めたレスリングが、いつの間にかヒナさんの人生の一部となっていたようです。遠征先で出会う選手たちとの交流もまた、よい刺激となっているそうです。ヒナさんは今後も引き続きレスリングのトレーニングを続け、スキルを磨きながら、自身のキャリアを切り開いていきたいと考えています。
ヒナさんは、日常生活では英語とパラオ語を話していますが、母と一緒にいるときは日本語で会話するそうです。しかし、日常的に日本語を読み書きする機会は少なく、習得は難しいため、毎週土曜日に行われる日本語の補習校に通っていました。日本のアニメが好きで、特に「進撃の巨人」が好きだそうです。母はよく日本食を作ってくれるそうで、ヒナさんは「母の作るごはんは何でも好きです」と笑顔で話してくれました。もちろんパラオ料理も好きで、魚フライや、タロイモの葉を使ったガラルド州の伝統的な料理「デモック」スープも好物だそうです。
ヒナさんはこれまでに家族と一緒に、祖母に会いに日本へ行ったことがあります。そのときは東京スカイツリーや東京ディズニーランドを観光したり、街中を歩いてみたりして、旅行を満喫したそうです。「あるとき、声をかけられて日本語で返事をしたら、周囲の人が驚いた顔をして、とても喜んでくれました」と嬉しそうに話していました。「日本人もパラオ人も、最初は誰にでもオープンなわけではありませんが、一度仲良くなるととても親しい関係を築ける傾向があると思います」と、ヒナさんが考える日本人とパラオ人の共通点についても語ってくれました。
最後に、日本とパラオの関係について伺いました。「パラオの至るところで、日本政府が援助してくださった事業を目にすることができます。これからも両国が助け合い、良好な関係が続いてほしいと思います」と語ってくれました。