スペシャルインタビュー:日本語が流暢なパラオ人

令和7年3月20日

 
ケイティ・“オブ”・ギラケドさん(現在96歳)は、「流暢な日本語を話すパラオ人」です。彼女は、コロールのチーフであったギラケド・トケルさんと、同じくコロールのエビル・ルエティさんの娘です。ギラケドさんは、当時ビルン(※伝統的女性チーフの肩書き)の養子になりました。彼女には六人の子供と多くの孫、ひ孫がいます。

ケイティさんの家族は、旧海軍墓地の土地を所有しており、この墓地には旧日本海軍の兵士等が埋葬されています。家族はこの墓地の管理に関して、多大な支援と協力をしてきており、多くの日本人が訪れる場所となっています。ケイティさんは日系パラオ人ではありませんが、パラオが日本統治下にあった時代に小学校で日本語を学び、日本語を流暢に話し、日本文化を大切にしています。彼女は、子供の頃に覚えた「夕焼け小焼け」や「パラオ恋しや」といった日本の童謡を今でも覚えています。

ケイティさんは、日本が大好きで、日本とパラオの「特別な」友情と良好な関係がこれからも長く続くことを願っています。