帰国留学生懇談会の開催
令和7年2月26日


2025年2月26日、当館で帰国留学生の懇談会が開催されました。今年は、12回目のパラオ国会議員に就任を果たしたブライアン・メライレイ氏を含む13名の帰国留学生が参加しました。
パラオ帰国留学生会のカリッサ・ゲデブ会長は、冒頭の挨拶の中で、帰国留学生会が正式に非営利団体として認定されたことを受け、今年はより主体的に日本文化紹介イベントの企画・運営をしていきたいと述べました。
その後、当館の小野次席が、過去の経験に基づき今後の帰国留学生会の活動についてアイデアを提案し、帰国留学生との間で意見交換会が行われました。
議論の中では、日本文化をより若年層に認知してもらうことを目指し、帰国留学生会のSNS設立および運用が決定されました。さらに、日本委任統治領時代の戦跡保存プロジェクトへの支援や、今年開催される大阪万博に向けたパラオ代表団支援など、新たなアイデアが活発に飛び交い、有意義な意見交換会となりました。
今年は戦後80周年の年にあたります。日本が委任統治領であった頃を知るパラオ人の数が減少していく中で、帰国留学生を中心に若い親日家・知日家を輩出する重要性がますます高まっています。今後は、若年層の間での日本ファンの拡大を目標に、帰国留学生会と協働していきます。