令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「アイライ堤防道路暗渠改修計画」引渡式

令和7年2月10日
      

2025年2月7日、パラオ公共基盤・産業省の主催により令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「アイライ堤防道路暗渠改修計画」の引渡式が、スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領、酋長評議会メンバー、ギブソン・カナイ下院議長を含む上下院議員、各州知事、コロール州議会を含む各州議会議員等多くの要人の出席を得て、盛大に開催されました。
     
コロール州に9つある暗渠の一つで全長約75メートルのアイライ暗渠は、もともと80年以上前の日本統治時代に建設されたもので、2004年から2006年にかけて日本政府の支援により改修工事が行われた、コロール島とバベルダオブ島を結ぶ重要な道路暗渠です。
 
ウィップス大統領は、「アイライ州とコロール州をつなぐ堤防道路暗渠は、地上からは見えないものの、パラオへの訪問者、パラオ経済、そしてパラオ国民をつなぐ、無くてはならない存在であり、その修復を可能としたパラオと日本のパートナーシップに感謝する。」と述べました。
 
日本―パラオ友好の橋とともに、地元住民だけでなくパラオの経済基盤である観光にとっても必要不可欠な大動脈を形成しています。今回のアイライ堤防道路暗渠の修復は、2022年12月に、折笠弘維大使が、ウィップス大統領の案内でコロール島、アラカベサン島等にある、堤防道路の暗渠等の海上からの視察に同行したことがきっかけで実現しました。