インタビューシリーズ~パラオの日系人~ 第20回 ヨハナ・モーゼスさん
令和6年10月22日

現在83歳のヨハナ・B・モーゼスさんは、日本人の血を引くパラオ人ですが、実の両親のことは全く知らず、日本語も話しません。彼女はパラオ人の養子として大切に育てられました。母親のエマイメレイさんはコロール州出身、父親のビスマックさんはマルキョク州出身です。現在は4人の息子、1人の娘、9人の孫に恵まれています。
彼女はミゼンティ高校を卒業後、モーゼスさんと結婚しました。仕事は、当時コロール州マラカル地区にあった日本の株式会社「ボニト」の工場で働き、その後、KRストアやベラウ医療クリニックでも勤務しました。
実の母親が北海道出身であることから、彼女は息子と日本人女性の奥さんと一緒に名古屋と北海道を旅行しました。「物の豊かさや清潔さに感動し、思わず何でも買いたくなりました。」と言いました。彼女は日本食が大好きです。
今年は日本とパラオの外交関係樹立30周年を迎え、今後も日本とパラオが長年にわたって良好な関係を続けていくことを願っています。