令和5年度対パラオ共和国草の根・人間の安全保障無償資金協力 「アイライ小学校スクールバス整備計画」引渡し式

令和6年8月7日
   
 
2024年8月7日、対パラオ草の根・人間の安全保障無償資金協力「アイライ小学校スクールバス整備計画」の引渡式がパラオのバベルダオブ島に所在するアイライ小学校で執り行われました。式典には折笠弘維大使、、デール・ジェンキンス教育大臣、ノーマ・マーサイ・アイライ小学校校長他、大勢の関係者が出席しました。
 
アイライ小学校は、国内最大の島であるバベルダオブ島南部に位置するアイライ州唯一の小学校で、同島最多の約140人の児童と教職員が在籍しています。公共の交通機関がなく、校区も広範に及ぶアイライ州では児童の安全な登下校手段を確保するスクールバスが大変重要な役割を果たしており、約100人の児童が通学にスクールバスを利用しています。しかし、現在2台あるうちの1台は老朽化のためほぼ毎月修理が必要で、安全で安定した児童の送迎を実施できない状態となっていました。
 
本計画により新しく供与された30人乗りのスクールバスは、2017年に同じく草の根・人間の安全保障無償資金協力により供与されたもう一台のバスとともに、児童の安全で安定的な毎日の送迎に加え、国内の児童が集まるスポーツ競技大会、パラオの自然を守るための校外学習活動等にも利用されます。