インタビューシリーズ~活躍する帰国留学生~ 第14回 ケネリー・サンバル・レケメルさん

令和6年7月26日

ケネリー・サンバル・レケメルさんは、文部科学省(MEXT)が提供している日本政府奨学金の卒業生の一人です。2021年4月から2024年3月まで奨学金を利用して日本の専修学校に留学しました。
 
レケメルさんは以前、2020年夏季オリンピックに出場するパラオの次期選手の通訳として、研修を受けに常陸大宮市に一年間滞在した経験があります。日本の言語と文化を学びたいという彼の情熱が、日本政府奨学金による日本留学をするきっかけとなりました。レケメルさんは、常陸大宮市での経験から、大阪の語学学校にすぐに適応することができました。「言語を学ぶのは比較的簡単でしたが、指導法はかなり異なっていました」と言いました。以前のプログラムは話す能力に重点が置かれていましたが、大阪の語学学校は読み書きに重点を置いていました。大阪語学学校卒業後、京都コンピュータ学院に入学、レケメルさんは、2024年3月にビジネス情報技術の証明書を受け取りました。
 
レケメルさんは、パラオに帰国する前に、日本で仕事の経験を積むことにしました。就職活動の傍ら、2軒の居酒屋でアルバイトをしました。働くには、難しいレベルである日本語試験のN2かN1レベルに合格しなければなりませんでしたが、レケメルさんはN2の資格を取得しました。そして現在はN1の資格取得に取り組んでいます。
 
レケメルさんは日本文化の様々な側面に魅力を感じていますが、特にアニメが好きです。彼は、「ワンピース、鬼滅の刃、ナルト」がお気に入りのアニメで、このアニメを見て日本語の勉強に役立てたといいます。彼は日本のさまざまな地域を訪れましたが、その中でもお気に入りの場所は京都です。日本食が好きで、特に大阪の「お好み焼き」が好きです。また、特別な日に食べる和食や京都の懐石料理も大好きと言います。

レケメルさんは、前から観光ベースのビジネスを始めるという夢を抱いており、お金を貯めて、ビジネスに取り組む良いビジネスパートナーを見つけたいと考えています。