海上保安庁巡視船「つがる」とパラオ海上警察の合同訓練

令和6年7月2日
    
 
   

7月1日、海上保安庁の巡視船「つがる」は、パラオ海上警察の巡視船「ケダム」とパラオ西方沖で合同訓練を実施しました。
 
今回の合同訓練は、6月の海上保安大学校練習船「こじま」によるパラオ寄港に続くもので、海上保安庁が「自由で開かれたインド太平洋」の実現と安定維持のために継続的にコミットしていることを示すものです。
 
違法・無報告・無規制(IUU)漁業を含む、パラオ及びこの地域における違法な海洋活動の増加に直面している中、ルールに基づいた秩序を損なう行為に対して迅速に対処できることを証明する必要があります。今回の合同訓練は、海上保安庁とパラオ海上警察の準備態勢を確保し、連携を更に強化するための取組の一環です。
 
日本政府は、今年7月16日から18日にかけて、第10回太平洋・島サミット(PALM10)を開催し、太平洋島嶼国・地域の首脳等が岸田総理と会談し、気候変動や平和と安全保障を含む将来のビジョンについて話し合いを行います。この機会を捉え、海上保安庁はパラオや志を同じくするパートナーとの協力を更に推進し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた海上保安業務能力向上支援を図っていきます。