無償資金協力「送電網整備計画」起工式
令和6年3月14日


2024年3月13日、折笠弘維大使は、コロール州のマラカル発電所において実施された、「送電網整備計画」の起工式に出席しました。式典には、スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領、ラファエル・ニルマン北部大酋長、ルケバイ・イナボ上院議員、ティモシー・シンサック下院議員、チャールズ・オビアン公共基盤・産業大臣、フランク・キョータパラオ公共事業公社(PPUC)CEO、細川義洋トーエネック常務執行役員、柴山浩継愛知電機取締役をはじめとする多くの関係者が出席しました。
本事業は、マラカル発電所-アイライ変電所、及びアイライ変電所-コクサイ変電所間の送電線を2回線化することで電力供給の安定化を図り、更に、マラカル発電所変電設備、及びアイライ変電所の増強を行うことで変圧容量を増加させます。
パラオでは現在電力供給を一回線の送電線に頼っているため、停電が頻発していますが、送電線を二重化することで、より安定した電力供給が行えるようになるだけでなく、送電ロスも低減されることとなります。また、送電線及び変電所の建設により、再生可能エネルギー設備から供給される電力の全容量を供給することが可能となり、パラオ国内総発電量に占める再生可能エネルギー比率の向上にも寄与することが期待されます。