令和5年度対パラオ草の根無償資金協力「ペリリュー州ごみ収集車等整備計画」
令和8年5月15日
引渡式

2026年5月14日、笠原謙一大使は、ペリリュー州事務所において執り行われた、令和5年度対パラオ草の根無償資金協力「ペリリュー州ごみ収集車等整備計画」の引渡式に出席しました。軽トラック1台がペリリュー州に供与されました。
式典にはエマイス・ロバーツ・ペリリュー州知事、ビリー・レケメル・ペリリュー州議会議長をはじめ、多くの関係者が出席しました。
コロールの南西約40kmに位置するペリリュー州では、1台のトラックが約175世帯に加え、事業所や観光地から排出される家庭ごみの収集を担っています。しかし、老朽化および頻繁な使用により故障が絶えず、ごみ収集の遅延を招くなど、地域住民の生活環境に影響を及ぼしていました。ペリリュー島への観光客の増加が見込まれる中、この状況が続けば地域の観光産業にも影響を及ぼすことが懸念されています。
本事業により軽トラック1台が供与されたことで、定期的な廃棄物収集や観光地を含む州内の清掃活動が円滑に実施され、公衆衛生および生活環境の改善が期待されます。さらに、来年にはごみ収集車1台の追加供与が予定されており、州全体の廃棄物管理体制の一層の強化が見込まれています。
笠原大使はスピーチの中で、「今回供与された軽トラックが、今後長年にわたり活用され、ペリリュー州の住民の生活環境の向上に貢献することを心より願っている」と述べました。
署名式

パラオにおける101件目の草の根無償資金協力(GGP)となる本案件は、ペリリュー州政府向けごみ収集車1台及び軽トラック1台を整備することにより、同州政府の廃棄物収集・管理能力を向上させ、衛生的で快適な生活環境を保全し、公衆衛生を維持することを目的とするものです。
同州が現在有する老朽化した廃棄物管理用トラック2台は、島内全世帯の一般ごみ、粗大ごみ、及びホテルやレストランなどの事業ごみに加え、島内の環境改善及び道路保全のために伐採している樹木の運搬も担っていますが、過剰運用による故障から、廃棄物の回収が滞り、衛生環境の保全に支障が出ています。
今般のGGPは、この問題の解決のために実施されるもので、新たなごみ収集車が投入されることで、老朽化したトラック2台の負担が軽減され、定期的な廃棄物の回収に加え、同州の主な収入源である観光地を含む州内の清掃を行うことにより、生活・衛生環境が改善されることが期待されます。
在パラオ日本国大使館は、パラオ各地域のニーズに即したGGPによる支援を届けられるよう今後も様々な団体と協力しながら活動を続けます。