令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ペリリュー州ごみ収集車等整備計画」署名式

令和6年3月11日
     
 

2024年3月8日、在パラオ日本国大使館において、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ペリリュー州ごみ収集車等整備計画」の署名式が行われました。式典では、ビリー・レケメル・ペリリュー州議会議長、及びネイス・ソアラブライ下院議員他の立ち合いの下、折笠弘維在パラオ日本国大使とエマイス・ロバーツ・ペリリュー州知事が、「ペリリュー州ごみ収集車等整備計画」(164,200米ドル)の無償資金協力契約に署名しました。

パラオにおける101件目の草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)となる本案件は、ペリリュー州政府向けごみ収集車1台及び軽トラック1台を整備することにより、同州政府の廃棄物収集・管理能力を向上させ、衛生的で快適な生活環境を保全し、公衆衛生を維持することを目的とするものです。

同州が現在有する老朽化した廃棄物管理用トラック2台は、島内全世帯の一般ごみ、粗大ごみ、及びホテルやレストランなどの事業ごみに加え、島内の環境改善及び道路保全のために伐採している樹木の運搬も担っていますが、過剰運用による故障から、廃棄物の回収が滞り、衛生環境の保全に支障が出ています。

今般のGGPは、この問題の解決のために実施されるもので、新たなごみ収集車が投入されることで、老朽化したトラック2台の負担が軽減され、定期的な廃棄物の回収に加え、同州の主な収入源である観光地を含む州内の清掃を行うことにより、生活・衛生環境が改善されることが期待されます。

在パラオ日本国大使館は、パラオ各地域のニーズに即したGGPによる支援を届けられるよう今後も様々な団体と協力しながら活動を続けます。