令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「公共事業公社下水システム機材整備計画」引渡式
令和6年2月28日


2024年2月28日、コロール州マラカル下水処理場において、令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「公共事業公社下水システム機材整備計画」の引渡式が行われ、バキューム車一台が供与されました。式典には、萩原真由パラオ日本国臨時代理大使、フランク・キョータ・パラオ公共事業公社(PPUC)CEO、PPUC職員等が出席しました。
PPUCは、パラオの上下水道及び電力の供給管理を担う唯一の政府系機関で、同社が管理を担う下水道網は、コロール州のほぼ全ての住宅地及び商業地に接続され、その総延長は約50kmに及びます。今般供与されたバキューム車は、コロール州内の各地域、計43カ所に設置された下水を主配管に送るための下水ポンプ施設の巡回に使用されます。
ポンプの目詰まりの原因となる汚泥を定期的にバキューム車で吸引することで、適切な下水処理が行われる仕組みで、本事業によりこれまで問題となっていた吸引作業が改善され、汚水があふれることを防ぐことによりパラオの公衆衛生が改善されることが期待されます。