パラオ諸島における遺骨収集活動

令和6年1月17日

厚生労働省は、戦没者の遺骨収集事業を行っており、戦没者の遺骨収集に関する法律(平成28年法律第12号)にて指定された「一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会」とともに、現地での調査や収容の活動を行ってきています。
パラオ諸島、トラック諸島、マーシャル諸島を含む中部太平洋では、戦没者概数約24.7万のうち、これまでに約7.4万柱の遺骨が収容されましたが、約17.3万柱が未収容となっています(厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/senbotsusha/index.html

2023年11月27日から12月13日までパラオで調査・収容活動を行った、日本戦没者遺骨収集推進協会及び厚生労働省社会・援護局事業課事業推進室のメンバーから成る派遣団は、ペリリューやアンガウル等で収集された遺骨が日本人のものかどうかを調べるDNA鑑定を行うための検体122柱相当を日本へ送還しました。日本でのDNA鑑定の結果、日本人の御遺骨であると判定された場合は、現地で焼骨・追悼式を行って、日本へ送還することになります。(厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000185456_00040.html

写真は、ペリリュー島ホワイトビーチに埋没した日本の戦車の発掘、遺骨収容作業を行っている現場です(写真提供:一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会©JARRWC)。
一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会HP:http://jarrwc.jp/