日本NGO連携無償資金協力「島嶼部での病院船による巡回検診・診療と非感染性疾患(生活習慣病)の予防体制の強化(第3年次)」署名式

令和5年11月2日

2023年11月2日、在パラオ日本国大使館において、日本NGO連携無償資金協力による「島嶼部での病院船による巡回検診・診療と非感染性疾患(生活習慣病)の予防体制の強化(第3年次)」の署名式が行われました。式典では、折笠弘維大使及びポーマン真理子ピースウィンズ・ジャパン本部事業副統括が贈与契約書に署名しました。
 
パラオを含む太平洋島嶼国における肥満や糖尿病等の非感染性疾患(NCDs)の増加は、特に70歳未満の早期死亡の増加につながり、様々な面から政府財政を圧迫し、社会経済の発展の妨げとなっています。しかし、予防可能なNCDsの対策は、隔絶性、狭小性、人材不足等共通の問題を抱える島嶼国、そして特に食料の大部分を米国からの輸入に頼るパラオにとって容易なことではありません。
 
本事業では、日本のNGOであるピースウィンズ・ジャパンが、パラオ保健・福祉省及び各州政府と協力しつつ、パラオにおけるNCDs予防推進の一環として検診船をパラオに派遣し、南西諸島を含む離島部を中心とした定期巡回検診を実施するとともに、NCDs予防活動を引き続き支援します。