海上自衛隊の護衛艦「しらぬい」の乗員によるパラオ国民との交流

令和5年7月27日
      

               

7月26日(水)から7月27日(木)までコロール州のマラカル湾に停泊中の海上自衛隊の護衛艦「しらぬい」の乗員は、パラオ国民との交流及び日・パラオ友好関係の更なる深化を図ることを目的に、旧海軍墓地の慰霊・清掃活動及びスポーツ交流イベントなどを行いました。
 
7月26日(水)、第一護衛隊群司令西山高広海将補を始めとする、しらぬい乗員と折笠弘維大使は、コロール市内の旧海軍墓地において、太平洋戦争戦没者の慰霊碑に献花及び黙祷を行いました。この献花及び黙祷に先立ち、しらぬい乗員による墓地清掃も行われました。
 
また、同日夕方、4名のしらぬい乗員は、パラオ柔道連盟の生徒達に柔道指導を行いました。同イベントには、パラオ柔道連盟のジェニファー・アンソン同連盟会長、西山高広海将補、及び折笠弘維大使が参加しました。イベントでは、しらぬい乗員の有段者による技のデモンストレーションが行われたほか、生徒達がしらぬい乗員との「乱取り(自由形式の試合)」に挑戦し、会場を沸かせました。イベントを通じ、しらぬい乗員との交流を深めた生徒達からは、「とても実のある練習ができた。もっと頻繁に来てほしい」などの前向きなコメントが寄せられました。
 
7月27日(木)、海上自衛隊の護衛艦「しらぬい」の一般見学ツアーの開催が予定されていましたが、悪天候のため残念ながら中止となりました。
 
これらのイベントを通して、我が国の自衛隊とパラオ国民との一層の交流が行われ、二国間関係が深まりました。日本とパラオは「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を進めています。