令和4年度草の根無償資金協力「ガラスマオ小学校校舎改修計画」

令和8年3月13日

2年目フォローアップ


 
2026年3月9日、当館草の根委嘱員は、令和4年度対パラオ草の根無償資金協力「ガラスマオ小学校校舎改修計画」の2年目フォローアップを実施しました。
 
同校の校舎は1964年の建設以降改修が行われておらず、老朽化により安全面や適切な学習環境の提供に課題がありました。しかし、本事業により校舎の改修が実施されたことで、児童40名および教職員7名に安全で衛生的な学習環境が整うとともに、津波発生時の避難所としての安全性の向上にも寄与しています。
現在も改修された校舎は、児童が安心して学べる環境として活用されており、より安全で快適な学習環境の確保につながっています。また、将来入学する児童や保護者を含む地域住民約200名の教育環境の向上に貢献しています。
 

引渡式

 
 
2024年3月7日、ガラスマオ小学校において、令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ガラスマオ小学校校舎改修計画」の引渡し式が行われました。式典には、折笠弘維大使、スランゲル・ウィップスJr. 大統領、デール・ジェンキンス教育大臣、チャールズ・オビアン公共基盤・産業大臣、ジョンストン・B.・アデルケロイ州知事・シェルビー・サルバドール・ガラスマオ小学校校長、同校生徒他、大勢の関係者が出席しました。

1970年代に建てられ、9つの教室と図書室、職員室からなる校舎は老朽化が進み、屋根、天井、壁やドア、あらゆる場所に破損が見られ、雨漏りや風雨の吹き込みによる浸水が発生する状態で、浸水により授業を中断することもしばしばありました。

本計画が無事に完了したことにより、児童及び教職員は、天候の影響を受けることなく、安全且つ衛生的な環境で学習ができるようになります。

在パラオ日本国大使館ではこれまでに100件のGGPに署名を行いました。パラオ各地域のニーズに即した支援を届けられるよう今後も様々な団体と協力しながら活動を続けます。


 

署名式

 

2023年3月16日、在パラオ日本国大使館において、令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ガラスマオ小学校校舎改修計画」贈与契約(金額1,517万3,892円)の署名式が行われました。署名式には、折笠弘維在パラオ日本国大使、シェルビー・サルバドール・ガラスマオ小学校校長、デール・ジェンキンス教育大臣、レイノルド・メオール教育省教育行政局長ほか関係者が出席しました。
 
ガラスマオ小学校はバベルダオブ島北西部のガラスマオ州に位置し、パラオ最大都市のコロール州から約30kmの距離にあり、州内唯一の初等教育機関であり、同州の児童全員を受け入れています。現在、35名の生徒が在籍し、教職10名が勤務しています。
 
現在の校舎は1970年代に建設されたコンクリート製校舎で、9教室からなる教室棟(304m2)並びに図書室及び職員室からなる図書棟(98m2)を有していますが、築50年以上のため、全室にわたり屋根、天井、壁、窓及びドアの破損及び劣化が進行してします。同国では年間を通してスコールが発生し、一日に最大数回発生するスコール時には、雨漏り及び風雨の吹き込みにより室内への浸水が発生し、そのたびに授業を中断して児童が対応せざるを得ず、学習の妨げとなっていました。
 
在パラオ日本国大使館は、こうした喫緊の課題を踏まえ、教育省及びガラスマオ小学校の要請に基づき、同校の安全で衛生的な学習環境を整備し、ガラスマオ州の基礎教育の質を向上させることを目的として、老朽化した校舎を改修するための資金を供与することを決定しました。
 
署名式において、折笠大使は、「我々の目標は、ガラスマオ小学校の生徒の教育環境を改善するという緊急の課題に対処することである。このため、関係者の皆様には、期日内にこの事業が完工できるようお願いしたい。」と述べました。サルバドール校長は、「ガラスマオ小学校が草の根のスキームを通じて支援を受けることは今回が初めてであり、学校と地域を代表して、日本政府及び日本国民の皆様に感謝したい。」と述べました。ジェンキンス教育大臣は、感謝の言葉を述べるとともに、「本支援は、生徒の学習環境の改善に貢献するものであり、本事業が適切に実施されるよう、我々はあらゆる努力をすることを約束したい。」と述べました。     
 
パラオでは、平成11年に初めて草の根・人間の安全保障無償資金協力が実施され、本件は97件目の案件署名となりました。