日本国水産庁漁業取締船「うめさと」のパラオ寄港

令和5年2月13日
  

 


   

2023年2月1日~5日、2月11日~14日、2月20日~2月24日の期間、日本国水産庁漁業取締船「うめさと」がパラオに寄港しています。「うめさと」は全長64.63メートル、総トン数499トンの漁業取締船であり、パラオ海域を含む中西部太平洋まぐろ委員会(WCPFC)の条約水域において、違法・無報告・無規制(IUU)漁業の根絶に向けた取締活動を実施しています。
 
水産庁漁業取締船のパラオへの寄港は、2014年に初めて寄港して以来、今回が7回目となり、コロナ禍の影響により、2019年以降3年ぶりとなります。今次航海においては、パラオ水域を航海し、乗船したパラオ国海上保安当局職員とともに、日本漁船の指導及び外国漁船の活動情報を収集します。こうした活動は、日・パラオの長年にわたる強固な友好関係の下、パラオのIUU漁業対策支援の一環として実施されているものです。
 
2023年2月13日には、「うめさと」船上において、エルネスティン・レンギール司法長官兼司法大臣臨時代理、イスマエル・アグオン司法省公安局長、ロクサヌ・ブレサム副大統領府官房長官、ケニー・センゲバウ司法省公安局海上保安課長を招き、水産庁漁業監督官による表敬及び活動内容の説明が行われました。続いて、折笠弘維在パラオ大使も加わり、「うめさと」船長及び漁業監督官の案内の下、船内視察が行われました。これらの行事を通し、レンギール司法長官は、「うめさと」の活動に対する高い評価と、日本の水産庁のこれまでの幅広い協力に対する深い感謝の意を述べました。