日本NGO連携無償資金協力による「島嶼部での病院船による巡回検診・診療と非感染性疾患(生活習慣病)の予防体制の強化(第2年次)」契約式
令和4年9月2日


2022年9月1日、在パラオ日本国大使館において、日本NGO連携無償資金協力による「島嶼部での病院船による巡回検診・診療と非感染性疾患(生活習慣病)の予防体制の強化(第2年次)」の契約締結式が行われました。式典においては、柄澤彰在パラオ日本国大使及び山本理夏ピースウィンズ・ジャパン海外事業部部長との間で贈与契約(約8千万円)への署名が行われ、ガファー・ウエルベラウ・パラオ保健・福祉大臣他が立ち会いました。
本事業は、2021年3月より日本の特定非営利活動法人(NGO)であるピースウィンズ・ジャパンが、パラオ保健・福祉省及び各州政府と協力しつつ実施しているもので、主にパラオにおける非感染性疾患(NCDs)の予防推進を目的として検診船をパラオに派遣し、南西諸島を含む離島部を中心とした定期検診を実施するものです。第2年次においては、離島部(延べ8回)及びコロール州(延べ2回)における定期検診を実施するとともに、パラオ全土におけるNCDs予防啓発活動を実施する予定となっています。
式典において、柄澤大使は「パラオにおける非感染性疾患(NCDs)の予防推進はパラオの経済社会及び人材の発展に不可欠な重要課題である。医療保健分野における日本の無償資金協力、JICA海外協力隊の活動等とも連携しつつ、本事業が第二年次においても着実に実施され、日・パラオの友好関係の更なる強化につながることを期待する。」と述べました。来賓のウエルベラウ大臣は、「コロナ禍は我々の医療ニーズを改めて浮き彫りにした。日本国民及び政府とピースウィンズ・ジャパンに感謝するとともに、第二年次の事業により、更なる協力が進展することを祈願している。」との祝辞を寄せました。