三重県・パラオ共和国友好提携25周年における合意書締結式の実施
令和4年3月17日
2022年3月14日、スランゲル・S・ウィップス・Jr.パラオ共和国大統領と一見勝之三重県知事の間で「三重県とパラオ共和国の友好提携25周年における合意書」への署名がオンラインで行われました。署名式には、パラオ側からメイソン・ウィップス上院外務・国務委員長、マリオ・グリバート下院外務・内務委員長、グスタフ・アイタロー国務大臣、ピーター・アデルバイ駐日臨時代理大使が出席しました。日本側からは、柄澤彰大使、三谷哲央三重県議会議員(国際交流促進三重県議会議員連盟会長)、島上聖司三重県雇用経済部長、福永和伸国際環境技術移転センター専務理事が出席しました。
パラオ共和国と三重県は、故クニオ・ナカムラ元パラオ共和国大統領の御尊父が三重県伊勢市出身である縁に導かれ、1996年7月25日に友好連携協定を締結しました。以来25年以上にわたり、パラオと三重県は環境、観光、漁業、文化など多岐にわたる分野において協力を重ね、また400名を超える技術者、研究者、教師及び学生の相互派遣を行ってきました。
今般、友好連携関係樹立25周年を迎えるに当たり、パラオ共和国と三重県は、「相互の住民と文化を尊重しながら、これまで交流と協力を進めてきた分野に加えて、より幅広い交流と協力を推進していく」ことに合意しました。今般の合意書締結を契機として、今後、農業専門家の派遣や学生交流を含む人材交流事業、故ナカムラ大統領が三重県に寄贈した「友好のカヌー」修繕事業など、新たな協力・交流事業の展開が期待されます。
署名式において、ウィップス大統領は、「次の25年に向け、三重県及び三重県の人々とパラオの絆をより一層強固なものとして、経済及び技術両面における協力を促進していきたい。」と述べました。一見知事は、「ウィップス大統領の述べられたとおり、国と国との友好関係は、何よりも人と人との交流が重要であり、交流を更に深めていきたい。」と述べました。柄澤大使は、友好提携25周年合意書の締結を祝しつつ、「今般の署名式は、農業、文化を含む多くの分野において日本はパラオを支援するという約束を改めてお示しする機会となった。近い将来、三重県の方々をパラオで迎えられることを心より待ち望んでいる。」と述べました。
(関連リンク)三重県とパラオ共和国の友好提携25周年における合意書締結式(三重県庁ホームページ)
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0030300366.htm