日本のNGO「ピースウィンズ・ジャパン」によるパラオの新型コロナウイルス感染者急増に対する支援の実施
2022年2月7日、日本のNGO「ピースウィンズ・ジャパン」が派遣する日本人医師2名、看護師1名他からなる医療支援チーム及び救援医療物資が、新型コロナウイルス感染拡大に対する支援のため、パラオに到着しました。
パラオでは、2022年に入り、新型コロナウイルスの感染者数が急速に増加しており、2月6日時点の現感染者数は1,439名に達しています。こうした感染者数の増加に伴い、パラオでは対応に当たる医療従事者が不足するとともに、検査キットなど感染拡大への対応に不可欠な資材がひっ迫しています。
ピースウィンズ・ジャパンは、日本政府の資金を活用し、2021年にパラオに病院船を派遣し、離島部を中心とした巡回健診・診療と非感染性疾患の予防体制の強化を開始しました。今般、本巡回事業の実施に当たり提携協定を結んでいるパラオ保健・福祉省及びベラウ国立病院より、ピースウィンズ・ジャパンに対し、コロナ対応への支援要請があったことを踏まえ、同団体は医療従事者の派遣及び抗原検査キット3,800個、マスク20,860枚、フェイスシールド1,650個を含む救援医療物資の緊急支援を行うこととなり、2月7日にパラオに到着しました。
今般日本から派遣された医師及び看護師は、約2週間にわたりパラオに滞在し、パラオ保健当局の新型コロナウイルス対応を支援する予定です。また、併せて到着した救援医療物資も新型コロナウイルス検査センターでの抗原検査等に活用される予定です。
当館は、ピースウィンズ・ジャパンによる迅速かつ効果的な支援に感謝するとともに、日本とパラオの友好関係が、支援を通じて一層深まることを期待します。