第7回アワ・オーシャン会合(OOC)に向けた日本の支援:浮桟橋とバッテリーの供与

令和4年1月13日

  







2022110日、ウィップス大統領、柄澤大使、オビアン公共基盤・産業大臣、アイタロー国務大臣、ギボンズ・コロール州知事(当時)他パラオ政府関係者出席の下、2022413-14日にパラオ・コロールで開催予定の第7回アワ・オーシャン会合(OOC)関連機材(浮桟橋及びバッテリー)の引渡式が開催されました。

 

日本は、パラオにおけるOOCの円滑な開催を支援するために、令和2年度「社会経済開発計画(日本国際協力システム(JICS)連携)」により、コロール州政府が使用する浮桟橋(約4000万円)2台及びパラオ国家通信公社(PNCC)が使用する大型バッテリー24個(約900万円)を供与しました。今般供与した浮桟橋は、OOCに参加する世界各国の要人がパラオの美しさを体験できるよう、コロール州の無人島にある著名な淡水湖ジェリーフィッシュレイク及びガルメアウス島(Ngermeaus Island)に設置されます。OOC終了後、ガルメアウス島の浮桟橋は、コロール州の人気観光スポット「ミルキーウェイ」に移動される予定です。また、バッテリーは、OOC期間中のインターネットや電話回線の安定した接続を確保するために使用されます。

 

柄澤大使は、「日本からの支援物資が無事にパラオに到着し、大変喜ばしく思う。このような大規模な国際会議を主催するパラオ政府に敬意を表するとともに、パラオがOOCを成功裏に開催することを確信している。」と述べました。

 

ウィップス大統領は、日本国民と政府の支援に対する深い感謝の言葉を述べた上で、「日本の事業で提供される機材は常にイットウヒン(一等品)である。」と述べました。

 

日本は、これまで国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)及び日本国際協力システム(JICS)と連携し、OOCの本会議場であるパラオ国立体育館周辺の道路改修、サイド・イベント会場である「パラオ・ニッポン球場」の改修及び関連機材の供与を含む合計約5億円規模の支援を行っています。