草の根・人間の安全保障無償資金協力「バベルダオブ・離島州学校手洗い場整備計画」
令和3年12月15日
バベルダオブ島・離島州学校手洗い場整備計画」引渡式


2021年12月10日、令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「バベルダオブ・離島州学校手洗い場整備計画」の引渡式が、手洗い場設置校の1つであるマルキョク小学校にて行われました。式典には、当館から柄澤大使、パラオ側からジェンキンス大臣及び教育省関係者、手洗い場設置校の校長やその他多数の関係者、約130名の児童が出席しました。
バベルダオブ島(アイライ州を除く)及び離島州(ソンソロール州、ハトホベイ州を除く)の地方部では、十分な医療施設が存在しないため、感染症を含む病気予防や健康管理が極めて重要です。これらの地域では、学校が地域住民の密集する場所の1つとなっており、これらの学校から新型コロナウィルスをはじめとする感染症等の拡散が始まる危険性が高いと考えられていますが、学校においては手洗い場のような衛生的な設備の数が極めて不足しています。パラオでは、新型コロナウィルスのワクチン接種率が人口の9割を超えていますが、感染予防のための手洗いは必要不可欠です。
この課題を解決するため、在パラオ大使館は、供与額1,491万3,800円の本件協力を通して、バベルダオブ島と離島州の学校14校(幼稚園、小学校及び高校。私立校も含む。)に対する手洗い場の整備を実施し、14校に合計27台の手洗い場が設置されました。フェーズ1となる「コロール州・アイライ州学校手洗い場整備計画」と合わせて、パラオ全域にわたる計28校に合計89台の手洗い場が設置されました。これにより、パラオにおける手洗い場が不足している学校のほぼ全てに手洗い場が設置され、新型コロナウィルスを始めとする感染症対策が可能となるだけでなく、児童・生徒達の手洗いの習慣が根付くことが期待されます。
バベルダオブ島(アイライ州を除く)及び離島州(ソンソロール州、ハトホベイ州を除く)の地方部では、十分な医療施設が存在しないため、感染症を含む病気予防や健康管理が極めて重要です。これらの地域では、学校が地域住民の密集する場所の1つとなっており、これらの学校から新型コロナウィルスをはじめとする感染症等の拡散が始まる危険性が高いと考えられていますが、学校においては手洗い場のような衛生的な設備の数が極めて不足しています。パラオでは、新型コロナウィルスのワクチン接種率が人口の9割を超えていますが、感染予防のための手洗いは必要不可欠です。
この課題を解決するため、在パラオ大使館は、供与額1,491万3,800円の本件協力を通して、バベルダオブ島と離島州の学校14校(幼稚園、小学校及び高校。私立校も含む。)に対する手洗い場の整備を実施し、14校に合計27台の手洗い場が設置されました。フェーズ1となる「コロール州・アイライ州学校手洗い場整備計画」と合わせて、パラオ全域にわたる計28校に合計89台の手洗い場が設置されました。これにより、パラオにおける手洗い場が不足している学校のほぼ全てに手洗い場が設置され、新型コロナウィルスを始めとする感染症対策が可能となるだけでなく、児童・生徒達の手洗いの習慣が根付くことが期待されます。

「バベルダオブ島・離島州学校手洗い場整備計画」署名式
2021年2月24日、パラオ教育省にて、令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力による「バベルダオブ島・離島州学校手洗い場整備計画」の署名式が執り行われました。式典には、大使館側から柄澤大使が、またパラオ側からウィップス大統領、教育省関係者等が出席しました。
本支援の対象地域であるバベルダオブ島(アイライ州を除く)及び離島州(ソンソロール州、ハトホベイ州を除く)の地方部では、学校が地域住民の密集する場所の1つとなっており、これらの学校から新型コロナウイルスをはじめとする感染症等の拡散が始まる危険性が高いと考えられています。また、地方部では十分な医療施設が存在しないため、感染症等の病気を未然に回避し、住民の衛生管理を行う重要性が極めて高いにもかかわらず、衛生的な設備、特に手洗い場の数が著しく不足していることが大きな課題となっています。この課題を解決するため、在パラオ大使館は、供与額1,491万3,800円の本件協力を通して、バベルダオブ島と離島州の学校14校(幼稚園、小学校及び高校。私立校も含む。)に対する手洗い場の整備を実施することを決定しました。また、本計画と「コロール州・アイライ州手洗い場整備計画」を合わせ、12州28校に合計76台の手洗い場が整備されることとなり、パラオの学校の大多数で衛生・学習環境が大幅に改善されるとともに、生徒及び教職員への新型コロナウイルスを含む感染症予防の効果が期待されます。
パラオでは、平成11年に初めて草の根・人間の安全保障無償資金協力が実施され、本件は84件目の同協力による案件署名となりました。

