パラオ・ニッポン球場改修工事完成記念式典の開催
令和3年4月28日

柄澤大使とウィップス大統領
4月27日、コロールの「パラオ・ニッポン球場」にて、同球場の改修工事完成記念式典が開催されました。旧名「アサヒ球場」として親しまれてきた同球場は、今回の改修を経て「パラオ・ニッポン球場」に改名されました。同球場は、パラオ・メジャーリーグ・ベースボールの試合が行われるパラオ最大の野球場ですが、球場設備の老朽化が進んでおり、安全で快適な球場運営のために改修工事が必要となっていました。そこで、日本財団が球場全体の改修工事を実施するとともに、本年パラオで開催予定の国際海洋会議「アワ・オーシャン会合」への支援の一環として、日本政府が球場内の排水設備整備のための支援を行いました。(注:同球場は「アワ・オーシャン会合」のサブイベント会場として使用される予定。)
式典には、ウィップス大統領、ギボンズ南部大酋長及びニルマン北部大酋長をはじめとするパラオの要人が多数参列し、柄澤大使が日本政府を代表してスピーチを行いました。柄澤大使は、日本人がパラオに野球を伝えて以来の日本とパラオの野球交流の歴史を振り返った上で、「パラオ・ニッポン球場での野球観戦を一緒に楽しみましょう」と参列者に呼びかけました。
式典後、今シーズンのパラオ・メジャーリーグ・ベースボール開幕戦が行われ、多くの観客が改修された球場に初めて足を運びました。今後、パラオの野球、そして野球を通じた日本とパラオの交流が一層発展していくことを期待しています。
写真のご提供 @Alpert Pictures (Facebookアカウント)