パラオ共和国向け高性能保冷ボックス(魚箱)の引渡式

令和3年1月20日

2021年1月20日、JR-5セントラルマーケット(通称:ハッピーフィッシュマーケット)にて、パラオ共和国向け高性能保冷ボックス(魚箱)の引渡式が実施されました。式典には、パラオ側からセンゲバウ天然資源・環境・観光大臣及びレモケト・JR-5セントラルマーケット社長、日本側から柄澤大使が出席しました。
 
本魚箱は、2019年12月に当地に派遣された日・パラオ水産振興官民ミッションを契機として、(株)テイストの三浦プロジェクトリーダーが中心となり、約1年をかけて完成させた試作品であり、パラオの環境を考慮し、従来品に比べて優れた保冷性・耐候性を有するものとなっています。本魚箱は、試験使用とモニタリングを経て、商品化に向けた改良が行われる予定です。
 
引渡式では、開発者である三浦(株)テイストプロジェクトリーダーからのビデオメッセージが上映されました。また、センゲバウ大臣及びレモケト社長は、パラオの水産業の振興に向けた日本の協力と友情に対する感謝の意を表しました。柄澤大使は、本魚箱は日本とパラオの友情を象徴するものであり、パラオの人々による試験使用により、魚箱の更なる改良につながることを期待していると述べました。