グローバル・ヴィレッジ引渡式
令和2年9月30日

9月28日、コロールの旧国会議事堂にて、本年12月にパラオで開催予定の国際海洋会議「アワ・オーシャン会合」に向けて整備されたインフラ施設「グローバル・ヴィレッジ」の引渡式が行われました。
パラオは過去のアワ・オーシャン会合開催国と異なり、国際会議を開催するための十分なインフラ設備が整っていませんでしたが、日本を含む有志国の支援により立派なインフラ環境を整備することができました。パラオ政府は、それらインフラ施設が集合する一帯を総称して「グローバル・ヴィレッジ」と名付けました。
日本、ニュージーランド、インド、豪州、ノルウェー、そして日本財団による支援により整備された施設等の合同引渡式として開催された今般の式典には、レメンゲサウ大統領、伝統酋長、閣僚、その他パラオの要人が多数出席しました。
今般、日本は、アワ・オーシャン会合及びパラオの持続的な発展のため、総額約4億2千万円の支援を実施しました。支援内容には、施設・道路改修費、通信機器、電動カート、マイクロバス及びSUV車の寄贈などが含まれます。
日本によるプレゼンの際には、柄澤大使からのスピーチ、そして環境保護分野のJICAの対パラオ支援をまとめたビデオ放映を行いました。柄澤大使は、海洋保護及びその持続的な発展という点で、パラオはアワ・オーシャン会合を開催するのに最もふさわしい国の一つであるとした上で、日本の支援内容を紹介しました。また、柄澤大使は、日本はパラオの持続的な発展を支援し続けていくことを約束し、両国の協力関係が一層繁栄することを願っている旨述べました。

グローバル・ヴィレッジ周辺道路及び旧国会議事堂1階整備

パラオ短期大学キャンパス内3棟の屋根の修繕

パラオ国立体育館前整備

エワテル・ビルディングの改修

SUV車等の機材供与