S.D.A.小学校体験記

令和2年8月18日
氏名:H.T.
生年月日:2005年8月20日
家族構成:母、父、妹、猫
 
パラオ入国:2010年4月 小学校1年生
パラオ出国:2016年5月 小学校6年生
現地校(月~金):SDA小学校
日本語補習校:小6まで
 
僕は5歳の時に親の仕事の関係でパラオに引っ越してきました。英語など当時全く理解していませんでしたが、小学1年生としてSDAに入学しました。SDAとは Seventh Day Adventist Elementary school でカトリック系私立の共学です。幼稚園児から小学8年生まであります。
 
教科は主に英語、数学、理科、社会、宗教、パラオ語、体育、音楽です。数学、社会、理科などは日本と内容は多少異なりますが、難易度が高いわけでもなく、日本の学校と進め方が
似ているので、あまり苦労はしません。ですが、英語での授業では高い英語の能力を求められます。ほかにもパラオ語の授業では、全く新しい言語を学ぶので苦労しました。基本的に宿題の量はどの科目も同じ先生が教えていたので、自分の担当の先生によりますが、難しいからか、英語(文法、スペリング、文章読解)が多かったイメージがあります。宗教はカトリック校なので、聖書などを使った、日本でいう道徳みたいなことを主にします。体育と音楽は成績には入りますが、それほど難しいことはしません。
 
授業以外にも多くのイベントがあります。一番大きいイベントを上げると、年末にあるクリスマス会です。学校外から多くの来場者をよび、それぞれのクラスが演劇や歌を披露しそれに加えて、クラスで展覧会や出し物をしています。イベント前の1週間は準備などでどのクラスも忙しいです。ですが、当日は多くの人で賑わいほかのクラスの出し物を見て回れるので一つの大きい思い出になります。
 
僕は英語が喋れない状況で入学しました。始めは同じ学年にいた日本人の友達としか、喋らず、3年間ほど英語は周りの人と同じレベルとは言えませんでした。ですが、その友達は日本に帰ってしまいました。その時から、現地の人たちと少しずつ話すようになりました。5年生からは、周りの友達と難なく会話できるようになり、楽しみが増えました。