日本の支援によるUNDPを通じたパラオへの災害対応・防災支援事業:第2回引渡式の実施
令和2年8月18日

日本が国連開発計画(UNDP)を通じて実施している、パラオへの災害対応・防災支援事業に関して、8月14日、本事業により供与された一部機材の引渡式がパラオ国家気象サービス事務所にて実施されました。引渡式には、柄澤大使、テレイ・パラオ短期大学学長、トワイ国家緊急事態管理事務所長、ヴァルデスUNDPプロジェクトコーディネーター、関係機関の代表やメディア関係者が出席しました。
今回寄贈されたのは、GPSやラジオ機材を搭載したボート1台、SUV車2台、ピックアップトラック1台、その他被災者の探索・救助用の機材一式です。パラオでは、機能性を備えたボート及び車両が不足していることが大きな懸念材料でしたが、これら機材の供与によって、災害発生時に適切で素早い対応をとることが可能になります。
引渡式で行われたスピーチでは、テレイ・パラオ短期大学学長から、日本の支援に対する感謝の言葉が述べられたほか、ヴァルデスUNDPプロジェクトコーディネーターから、新型コロナウイルスへの影響にかかわらず、引き続き結束してパラオを支援していく旨発言がありました。
柄澤大使は挨拶において、寄贈された機材が適切に管理され、今後長い間パラオ国民の安全に貢献することを期待している旨述べました。

