親愛なるパラオの皆さん、美しい海とサンゴ礁、いつかまた会いましょう
平成29年11月1日
JICAシニア海外ボランティア 上田 治男
私は妻と共に2015年10月にパラオにやってきました。青い海とサンゴ礁は来る前の想像をはるかに超えた美しさであり、笑顔が素敵な人が多いところだなというのが第一印象でした。観光ガイドブックなどで、多くの日本語の単語と表現がたくさんパラオ語化していることは事前に知ってはいたものの、実際に使えることをあちらこちらで実感できて楽しかったです。
さて、私はJICAの シニア海外ボランティアとして、前半はPICRC(パラオ国際サンゴ礁センター)、後半はBNM(パラオ国立博物館)で活動をして、気付けばアッという間に2年が過ぎて、日本に帰る日がやってきてしまいました。
私の職種はマーケティングでした。どちらの活動拠点にも共通した課題であった来館者の増加と土産物店の売上増大のために具体的に何をどのようにすればよいかを考えて実行するのが仕事でした。ところが、残念なことに、パラオに来た頃から今でも、パラオへの訪問客が対前年同月比で減少傾向を続ける状況が続いています。そのような状況下で課題の達成はなかなか困難でしたが、ローカルスタッフと続けた改善活動を今後も継続してもらうことによって今後、成果がでてくるものと信じています。
PICRC, BNMどちらも家庭的な雰囲気のある職場でしたので楽しく活動することができました。地球環境保全のためにサンゴ礁や海洋生物研究に真剣に取り組んでいるPICRCのスタッフと彼らを支えるスタッフは、このかけがえのない地球を守る為の重要な仕事をしています。BNMのスタッフも60年以上の歴史をもつ博物館の維持管理に励んでいます。PICRCには水族館と売店が、BNMには売店とカフェが併設されていますが、どちらの施設にも、来館者がまた訪れたくなるように、5 つの精神(より魅力的に、よりエキサイティングに、より教育的に、より便利に、より心地よく)を持って施設の改革を続けてくれるものと期待しています。
プライベート面では私も妻も、北はカヤンゲルからバベルダオブ、ロックアイランドの島々、南はペリリュウ、アンガウルまで見て回り、多くの人たちと出会う中、パラオの地理、歴史、文化、人々に関する理解を深めることは大変有意義でした。さらに、私たちの家族や多くの友人達が我々のパラオ滞在中に来てくれたので、彼らをあちらこちらに案内して多くの思い出が作れました。
2年間という短い期間でしたが、自然環境も生活環境も日本とは全く異なるパラオで元気に活動を続けることができたのは、食生活などに特に気を配ってくれた妻の存在が欠かせません。妻には感謝しています。
パラオの皆さん、ありがとうございました。美しいサンゴ礁もありがとう。
綺麗なパラオであり続けてください。いつかまた会いましょう。
私は妻と共に2015年10月にパラオにやってきました。青い海とサンゴ礁は来る前の想像をはるかに超えた美しさであり、笑顔が素敵な人が多いところだなというのが第一印象でした。観光ガイドブックなどで、多くの日本語の単語と表現がたくさんパラオ語化していることは事前に知ってはいたものの、実際に使えることをあちらこちらで実感できて楽しかったです。
さて、私はJICAの シニア海外ボランティアとして、前半はPICRC(パラオ国際サンゴ礁センター)、後半はBNM(パラオ国立博物館)で活動をして、気付けばアッという間に2年が過ぎて、日本に帰る日がやってきてしまいました。
私の職種はマーケティングでした。どちらの活動拠点にも共通した課題であった来館者の増加と土産物店の売上増大のために具体的に何をどのようにすればよいかを考えて実行するのが仕事でした。ところが、残念なことに、パラオに来た頃から今でも、パラオへの訪問客が対前年同月比で減少傾向を続ける状況が続いています。そのような状況下で課題の達成はなかなか困難でしたが、ローカルスタッフと続けた改善活動を今後も継続してもらうことによって今後、成果がでてくるものと信じています。
PICRC, BNMどちらも家庭的な雰囲気のある職場でしたので楽しく活動することができました。地球環境保全のためにサンゴ礁や海洋生物研究に真剣に取り組んでいるPICRCのスタッフと彼らを支えるスタッフは、このかけがえのない地球を守る為の重要な仕事をしています。BNMのスタッフも60年以上の歴史をもつ博物館の維持管理に励んでいます。PICRCには水族館と売店が、BNMには売店とカフェが併設されていますが、どちらの施設にも、来館者がまた訪れたくなるように、5 つの精神(より魅力的に、よりエキサイティングに、より教育的に、より便利に、より心地よく)を持って施設の改革を続けてくれるものと期待しています。
プライベート面では私も妻も、北はカヤンゲルからバベルダオブ、ロックアイランドの島々、南はペリリュウ、アンガウルまで見て回り、多くの人たちと出会う中、パラオの地理、歴史、文化、人々に関する理解を深めることは大変有意義でした。さらに、私たちの家族や多くの友人達が我々のパラオ滞在中に来てくれたので、彼らをあちらこちらに案内して多くの思い出が作れました。
2年間という短い期間でしたが、自然環境も生活環境も日本とは全く異なるパラオで元気に活動を続けることができたのは、食生活などに特に気を配ってくれた妻の存在が欠かせません。妻には感謝しています。
パラオの皆さん、ありがとうございました。美しいサンゴ礁もありがとう。
綺麗なパラオであり続けてください。いつかまた会いましょう。