令和6年度対パラオ共和国草の根無償資金協力「アンガウル小学校校舎改修計画」
令和8年1月29日
引渡式

2026年1月23日、笠原謙一大使は、アンガウル州のアンガウル小学校にて執り行われた、令和6年度対パラオ草の根・人間の安全保障無償資金協力「アンガウル小学校校舎改修計画」の引渡式に出席しました。
式典にはスランゲル・ウィップス・ジュニア大統領、マリオ・グリバート下院副議長(アンガウル州)、デール・ジェンキンス教育省特別アドバイザー、リチャード・ニラケド・ガラルド州知事、ジャクソン・ドクトク・エサール州知事、オードリー・ラファエル・アンガウル州議会議長、レイノルド・メオール教育省教育行政局長、ティファニー・カシアーノ同校校長、スマイス・ラダン・パラオ高校校長をはじめ、当地外交団(アンディー・チェン駐パラオ台湾大使他)、アンガウル小学校の児童生徒や地域住民等多くの関係者が出席しました。
アンガウル小学校は、同州唯一の教育機関であり、幼児から高校生、教職員の計23名が在籍しています。1945年に建設された同校の校舎は、長年の使用や熱帯高温多湿の気候の影響で老朽化が進んでいました。本件で同校の校舎棟、トイレ棟及び渡り廊下を改修したことにより、同校の児童・生徒は安全で衛生的な学習環境へアクセスすることができ、同州の教育の質の向上が見込まれます。また、同校は災害時の避難所や地域のコミュニティ活動の場としても利用されるため、州内住民の安全や交流促進も期待されます。
笠原大使は日本とアンガウル州の歴史的関係性に触れつつ、「本件が無事に完了したのは、この美しい島にいる活気溢れた、互いに支え合う心を持つ素晴らしい人々のおかげであり、日本政府はこれからも互いに助け合える関係をアンガウル州と築いていく。」と述べました。
本件は、2025年1月10日に署名され、56,003,378円の資金供与に基づき実地されました。
署名式
2025年1月10日、在パラオ日本国大使館において、令和6年度草の根無償資金協力「アンガウル小学校校舎改修計画」の署名式が行われました。
アンガウル州は、パラオ最大都市のコロールから南西約60kmのアンガウル島に位置する面積約8平方キロメートルの島で、第二次世界大戦における日米両軍の激戦地でもあり、毎年日本から戦没者慰霊団及び遺骨収集団等が訪問しています。また、1950年代までリン鉱石採掘のため、日本人が居住していたこともあり、パラオ語、英語に加え、日本語が州憲法により公用語として定められています。
1945年に建設された同校はこれまでに小規模な改修を繰り返してきているものの、屋根や天井の老朽化が進行している状況であることから、草の根無償資金協力にて校舎改修を行うこととなりました。
