◆パラオ便り(2015年12月)
社会文化省クリスマスプログラム
12月に入ると,街のあちこちでクリスマスの飾りつけを目にするようになり,パラオの中心地コロールはとても華やかです。クリスマス前週には,子どもたちの楽しみの1つとして,社会文化省が主催するクリスマスプログラムが実施されます。毎年恒例のこのイベントでは,月曜日から金曜日まで毎晩,ベツレヘム公園で学生たちや地元合唱グループの歌やダンスといったパフォーマンスが披露されます。そして,イベントの目玉として登場するのが,クリスマスに欠かせないサンタクロースです。大統領府,パラオ議会,各省庁,外交団の中から1~2団体が,その夜のサンタクロース担当として,子どもたちにプレゼントを配布します。
今年のクリスマスプログラムは,14日のクリスマスツリー点灯式により始まりました。在パラオ日本国大使館も,最終日の18日に,国務省と一緒に参加しました。大使館からのプレゼントは,日本らしさがあって,パラオの子どもたちが喜んでくれそうなものということで,折り紙でエイやイカといった海のいきものを作りました。当日は,サンタクロースに扮した米工兵部隊(CAT)も登場し,子どもたちと一緒に写真を撮るなど,会場を盛り上げました。
娯楽が少ないパラオですが,その分こうしたイベントがあると,みんなで集まってにぎやかにお祝いをするので,コミュニティ意識を一層強くすることができます。在パラオ日本国大使館は,地元でのイベントに積極的に参加することで,パラオの人々に日本をより身近に感じてもらえるよう努力しています。
(子どもたちに挨拶をする田尻大使夫妻とクアルテイ国務大臣)
(整列してプレゼントの順番待ちをする子どもたち
平成27年度天皇誕生日レセプション
12月15日,パラオ・ロイヤル・リゾートにおいて,毎年恒例の天皇誕生日レセプションを開催しました。12月23日で82歳になられる天皇陛下の御誕生日をともにお祝いするため,レメンゲサウ大統領夫妻をはじめとするパラオ政府要人や,主に観光業で活躍されている在留邦人の皆様にお集まりいただきました。また,当地を視察中であった,赤石清美参議院議員を団長とする参議院ODA視察団の皆様にもご出席いただきました。
本年は,天皇皇后両陛下のパラオ御訪問があり,日・パラオ関係にとって特別な年となりました。レセプション会場内に設置した当時の映像や写真を展示するコーナーでは,多くの来客者たちが足を止めて当時を振り返っていました。もう一つの特別企画として設置した日本酒PRコーナーも,常に人が絶えないほど盛況でした。
本年度レセプションでは,日頃から日・パラオ関係の発展にご尽力されている多くの方々にご参加いただき,在パラオ日本国大使館にとっては,日々の感謝を伝えることができる機会となりました。

(大盛況の日本酒PRブース及びDVD・写真展示ブース)
(田尻大使夫妻とレメンゲサウ大統領夫妻)
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