ホーム大使館案内パラオ便り>2014年10月

◆パラオ便り(2014年10月)

「第20回パラオ独立記念日」

-中根総理特使のパラオ訪問-

 10月1日のパラオ独立20周年を祝うため、日本から中根総理特使(外務大臣政務官)がパラオを訪問しました。中根特使は9月30日から10月3日にかけてパラオに滞在し、独立記念を祝う安倍総理の親書をレメンゲサウ大統領に届けました。

 10月1日は、独立記念式典に参加するだけでなく、日本財団の小型警備艇引渡し式にも出席しました。また、レメンゲサウ大統領、クアルテイ国務大臣とそれぞれ二国間会談も行い、今年は日・パラオ外交関係樹立20周年でもあるので、より強化した関係を作っていきたい旨述べました。レメンゲサウ大統領からは、パラオ独立20周年のために特使を派遣してくれた安倍総理に対する感謝の言葉がありました。

 また、10月2日には、ペリリュー島を訪問し、2年前の台風被害後、日本政府関係者として初めて西太平洋戦没者の碑に献花を行い、空港、総司令部跡、博物館等、島全体を視察しました。中根特使は、この他にも、コロールにある旧海軍墓地での献花、日本のODA案件であるパラオ国際珊瑚礁センター視察、在留邦人の方々との懇談も行い、非常に充実したパラオ滞在となりました。

弔問記帳の様子

(旧海軍墓地での献花)

弔問記帳の様子

(レメンゲサウ大統領と中根特使)

国連の日パレード

 10月24日、国連の日にちなみ、パラオに住む各国の人々が参加して「パレード・オブ・ネーションズ」が行われました。パラオの人々を先頭に、米国、日本、バングラデシュなど、各国を代表して、多くの人が伝統衣装を身につけ、国旗を掲げて行進しました。在留邦人グループは、日本語補習学校の生徒や保護者、JICAボランティア、大使館職員が集まり、法被や浴衣を着て参加しました。

 行進のゴール地点であるベツレヘム公園では、それぞれのグループが、レメンゲサウ大統領ほか政府関係者、そして招待を受けた田尻大使を前に挨拶をしました。在留邦人グループからも、日・パラオ外交関係樹立20周年をお祝いし、これからも日本とパラオの友好関係が続いていくことへの期待を述べました。また、パレード以外にも、ベツレヘム公園では、料理を売るブース等出店が立ち並び、ステージでは歌や踊りのパフォーマンスが行われ、多くの人が集まり、パラオにおける各国のコミュニティが参加する賑やかな祝日となりました。

弔問記帳の様子

(JICAボランティア)

弔問記帳の様子

(パレードに参加する子どもたち)

日本語補習学校の運動会

  パラオには、日本人の親を持つ子どもたちが参加する日本語補習学校があります。10月25日、その日本語補習学校の第2回目の運動会がナショナルジムで開催されました。日本の小学校では一大イベントである運動会を、パラオに住んでいる子どもたちが体験できる貴重な機会となりました。

 最初に、藤校長先生、そして田尻大使からの挨拶があった後、白と赤のチームに分かれた子ども達が色々な種目で闘いました。パン食い競争、借り物競走、玉入れなど、それぞれの競技で、全力を出してがんばる子どもたちの姿を、応援に来ていた保護者の方々や日本人コミュニティの方々も大きな声援で後押ししていました。また、綱引きやリレーなど、保護者の方々が参加するものもあり、子どもだけでなく大人も、がんばっていました。勝ち負けがつく競技だけでなく、会場全員が参加するフォークダンスも用意されており、日本人コミュニティ全体の交流が深めることができた一日でした。

弔問記帳の様子

(パン食い競争)

弔問記帳の様子

(綱引き)