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◆パラオ便り(2014年3月)

帰国留学生懇親会の開催

 3月7日、過去に日本国政府の奨学金で日本へ留学したパラオ人の懇親会が行われ、田尻大使及び大使館職員と帰国留学生が集まりました。皆で日本語を話したり、日本留学時代の思い出を振り返るなど、楽しい時間を過ごしました。また、今後の奨学金に対する帰国留学生の支援や日本文化紹介方法について有意義な話し合いをしました。

 パラオでは、研究生(大学院)、学部生(大学)、専修学校生、教員研修生の4種類の日本国政府奨学金が用意されています。1982年に奨学金制度が始まって以来、これまで51名のパラオ人が日本へ留学し、帰国留学生の多くは政府や教育機関で活躍しています。現在1名が専修学校に留学中で、今年は研究生と専修学校生として各1名ずつ採用されました。今後も多くのパラオ人が日本へ留学し、日本とパラオの関係に貢献することを期待しています。

沿道で募金を呼びかける生徒たち

(田尻大使(後列中央)と帰国留学生の皆さん) 

教育広報:小学校訪問

 毎年、パラオでは3月中旬に教育啓発週間(Education Awareness Week)があり、各学校にて様々なアクティビティが行われます。日本大使館としても、日本のことをもっと知ってもらえる良い機会ということで、GBハリス小学校、マルキョク小学校、コロール小学校、ミューンズ小学校の4校を訪問し、日本についてプレゼンを行いました。

 プレゼンでは、日本の基礎知識や、日本とパラオの歴史的・文化的関係、またパラオにおける日本大使館の役割について説明しました。また、プレゼンの内容についてグループ対抗クイズを行い、一番正解が多かったグループの子どもたちに折り紙等日本グッズを賞品としてプレゼントしたほか、折り紙を一緒に折ることで直接日本文化を体験してもらいました。

 今回、参加してくれた小学校生徒、先生は200人にのぼり、今まで知らなかった日本とパラオの深い関係について興味を持ってくれたり、日本文化のおもしろさに気づいてくれたりと、日本とパラオのつながりが一層強くなったように感じられました。

弔問記帳の様子

 (折り紙を楽しむ生徒たち)

弔問記帳の様子

(ミューンズ小学校にて)