◆パラオ便り(2013年10月)
「第19回パラオ独立記念日」
-城内総理特使のパラオ訪問-
10月1日は、パラオの独立記念日です。今年も、パラオの独立を祝うため、第19回パラオ独立記念式典が開催され、日本から同式典に出席するため、城内総理特使(前外務大臣政務官)がパラオを訪問しました。城内特使は9月30日から10月2日にかけてパラオに滞在し、独立記念及び大統領就任に対する安倍総理からレメンゲサウ大統領への祝辞として、日・パラオ関係を更に強化していきたいというメッセージを届けました。
式典に出席した後は、パラオ訪問中のモリ・ミクロネシア連邦大統領、ロヤック・マーシャル諸島共和国大統領等とともに、レメンゲサウ大統領主催の昼食会に出席しました。また、レメンゲサウ大統領、モリ大統領、ロヤック大統領、そしてクアルテイ・パラオ国務大臣ともそれぞれ二国間会談も行い、日本とそれぞれの国とで更に二国関係を強化することを話し合うなど、パラオだけでなくミクロネシア三国の全大統領と対話することができました。
城内特使は、この他にも、旧海軍墓地にて献花を行い、またパラオ国際珊瑚礁センター視察も行い、非常に充実したパラオ滞在となりました。訪問直前まで雨が続いていたパラオですが、滞在中はきれいな青空が広がり、天気にも恵まれた城内特使は、美しい自然が広がるパラオをまた訪れたいと繰り返していました。

(式典にてレメンゲサウ大統領と並んで
座る城内特使)

(旧海軍墓地における献花)
-大使館の日本文化紹介ブース-
10日1日の独立記念日は、会場に出店が並んだり、ステージにてパフォーマンスが繰り広げられたりと毎年楽しい行事が準備され、パラオではとても楽しみにされている祝日です。今年は、大使館としても独立記念のお祝いに参加できないかと思い、日本文化を紹介するブースを設置し、日本留学同窓生の助けを借りて、折り紙体験、日本語学習、そして水風船釣りを行いました。
連日雨が続いていたこともあり、お客さんが集まるかどうか不安もありましたが、当日は太陽が出て、水風船を浮かべたプールをテントの外に出したところ、たくさんのパラオの子どもたちが集まり、列をなしている場面もありました。他の出店が食べ物等の販売中心であるなか、ブースの中に入り、日本文化を楽しみながらゆっくり過ごせる場として、子どもたちに大人気でした。
また、子ども達以外にも、式典に出席していたパラオの政府関係の方々、他国からパラオを訪れていた人々、またパラオに住む日本人の方々にも、日本文化に触れる貴重な体験となり、なかには、折り紙を折る様子をビデオに収める男の子や、水風船釣りが待ちきれず風船作りを手伝い出す子どもたちもいて、ブースを出した大使館としても、日本の文化を楽しんでくれた多くの人たちにとっても、思い出に残る特別な一日となりました。

(折り紙を体験する子供達)

(水風船釣りの様子)
©Embassy of Japan in the Republic of Palau
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