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◆パラオ便り(2013年9月)

「田尻大使の着任-信任状捧呈-」

 9月5日、当館に田尻和宏大使が着任しました。3年6ヶ月のあいだ、初代駐パラオ特命全権大使をつとめた貞岡大使に引き続き、2代目のパラオに駐在する日本大使です。そこで、新しい大使として活動をスタートするため、17日、「信任状捧呈」が行われました。

信任状捧呈は、新しい大使が日本より派遣された際に、天皇陛下から託された信任状を相手国の元首に捧呈するという儀式です。パラオ政府から大使として認められるということですから、とても重要です。今回の捧呈式は、首都にある大統領府において行われ、元首であるレメンゲサウ大統領のほかにも、北部・南部大酋長、各大臣、上下院議長・副議長、最高裁判所長など、パラオのリーダー達が集まってくれました。信任状が捧呈された後には、田尻大使、レメンゲサウ大統領からそれぞれ挨拶があり、田尻大使より日本とパラオの関係をより一層良くしていくことを約束すると、レメンゲサウ大統領からも日本とパラオは特別な関係であるという言葉があり、田尻大使の着任を歓迎してくれました。

(出席してくれたリーダー達と田尻大使)

(レメンゲサウ大統領と田尻大使)



「着任レセプション」

 18日、パレイシアホテルにて、レメンゲサウ大統領夫妻をはじめ、伝統的酋長、大臣、上下院議員、州知事や、パラオに住む日本の方々など100名以上を迎え、田尻大使の着任レセプションが開催されました。田尻大使の着任を歓迎するためたくさんの人が集まり、会場に到着したゲストを大使ご夫妻が一人ずつお出迎えしました。その後、田尻大使から会場のみなさんに着任ご挨拶のスピーチがあった後、レメンゲサウ大統領からも田尻大使歓迎のご挨拶がありました。田尻大使からも、レメンゲサウ大統領からも、日本とパラオの特別な関係を一緒にもっと良くしていきたいという言葉があり、会場のみなさんから拍手がありました。会場は終始楽しそうに歓談する人たちの笑顔で溢れていて、日本とパラオの友情を改めて感じられる機会となり、田尻大使にとっても、在パラオ日本大使として最高のスタートとなりました。

(会場の様子)

(田尻大使夫妻とレメンゲサウ大統領夫妻)